明日で５月
しつけは大事
生活を自分で考えること
自立心を芽生えさせることは大人の役目
できなきゃバカ親だ
躾という文字は躾
美しい身と書く

武田鉄矢は、この文字について
一時間説明してくれるだろうが
美しい身なりというものは
健康で美しい生き方なので
内臓から精神性に至るまで
鍛えなければいけませんな

先日、自転車荷台取り付けで
２軒行ったが無理だと言われ
諦めきれずに朝起きて閃いた
ならば、自転車を買った場所へ行けばいいと
10km先の自転車屋へ疾走
45分後に到着
帰りの道のりを考えると少し疲れた
40年ぶりに立ち漕ぎで福生の坂道を走った

福生の先に自転車屋はあって
途中、昔バイトしていた
日本初老舗のピザ屋の別店舗を見つけた

チャリを止めてぼんやりと眺めていた
あ〜懐かしいなぁ

20歳の頃
寮付きの洋菓子職人工場で朝七時から働いて
夕方５時に仕事を終えてから寮に戻り
飯も食わずに
ひとり暮らしのための準備金を稼ぐために
夜九時まで
あの店のホールの接客で働いた
いつも眠かった

54種類のピザを丸暗記させられたのは
今でも覚えている
マッシュルームピザは
ナンバー14番でミックスピザは54番
誰よりも生意気なオレは
何故か、ヤクザのようなチーフに可愛がられた
店長にバレないように
厨房の皆にドリンクも飲ませた
夏の厨房は地獄の暑さなのだ
可愛そうだとコーラーを飲ませまくった
皆に信頼された

オーダー時に料理説明を求める
洒落臭い客には
見ればわかるだろ？と睨みを効かせていたし
全てハッタリで注文をとった
厨房がオーダーを間違えて料理を作っても
オレにまかせろと
料理を客席へ持っていき
丁重にギャグを交えて説明して
お客さんを納得させて満足させた
厨房もお客さんも
共に問題はなかった

仕事が誰よりも速いので
店の売上は上がるし
当然、会社の売上が上がっているのだからと
店長といつも話していたので
時給がアップアップだったけれど
生活はゲップが出そうなほど苦しかった

いつも厨房へ行って
勝手にまかないを作らせてもらえるので
ひとり暮らしの食費が浮くし
飲食業は最高だと思っていた
そこで料理を少し学んだ
初めてタラコマヨネーズピザを作ったら
厨房の皆がウマイウマイと喜んで喰っていた
懐かしい思い出だ

自転車屋に聞くと
材料が発注になるし
あまり大きなカゴはおすすめできませんと
要領の悪い長い話ばかりで
臨機応変に話が進まない
問題があれば何かと保証がとか
そういうことになるので
面倒くさいのでもういいやと
やめることにした

あ〜結局自分で取り付けなければ
ならないのかぁ〜と
風の下り坂を疾走する
気持ちが良かった
良い運動になった
何をこんなにチャリの荷台で
熱くなっているのだオレは
しばらくカゴを考えるのはやめよう
どうでもよくなった
疲れて魚屋へ寄る
鯵と鯛を買ってチャリで帰る
立ち漕ぎ無し





オレもエルビス・プレスリーの生誕の地
グレイスランドのHeartlandへ行きたい