吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ユタカン半島で卓袱台ひっくり返すの巻

馬刺しは喰ったことがなくて、ここに来ていろいろ試しているが、
馬刺しは旨すぎることに気がついた、女性は喰ったほうが良い。
ヘルシーだし太らない。
鮪の赤身みたいに美味い。

近くの山にお肉屋さんを見つけて、そこで買ってきた。
オレは人を選ばないから、どんな人でもさりげなく
小さい声で話しかけることができる。
この年齢になると、失敗ばかりもしていられない。
さすがに少しは人生を学ばないと馬鹿だと思われるから、
自分からは深入りしない様に少しは気をつけている。

ここの店主は二回目で色々話してくれて、
いろんな肉を冷凍庫から出して教えてくれた。

素晴らしい仕入先をまた見つけた。
早速、馬肉刺を海風で出そうと思い、イトウに電話する。

「おいイトウ、馬肉は旨すぎるぞ!
何個か買ったぞ、それとワイン牛のサーロインの切り落としを
裏から特別に店用に売ってくれたから店で出せるぞ!
休みの日に取りに来い!おいっ!聞いてるか!
わかったな!ガシャン」

物事はややこしく考える前に動く。
いろいろ考えてから実行すると、
それは自分の考え方だけであって、拡がる余白がない。
いいアイデアでも物事には鮮度があるので、
その鮮度が落ちるともう遅い。
その日のうちに考えは終わらせて、すぐ動く。
いつも従業員に教えている。

日本人の多くは、話や気の合う人と仲良くなり
グループみたいな風に付き合い出す人が多い。
きっと、自分のテリトリーみたいなのが、あるのだろう。

自分にはそれができない。
自分の目線で人を選ぶことは、それはただの自分の目線であって
相手の奥底の事を考えていない者同士が集まるということだ。
というか、そういう日本人特有のうわべの付き合いが苦手なんだろう。

人間同士というものは、あまり深く入り込まないで、
ギャグでも言い合って笑い合っていれば良いのだ。
外国人は、小さい頃から自立しているのでそんな感じだ。
深く入り込むから、関係性が悪くなる。

恋愛も夫婦も同じ事。
全てが合うわけではないので、
互いに自分の好きなように生きればいいのである。
無理して合わせることはない。
関係性において小さいルールだけあればいい。

店のルールといえば、
東京都のロナ対策云々で、ロナに勝とう!皆で頑張ろう!
とかの情報ばかりで、人間が自然に勝てるわけがないし、
人間個人個人の考え方も色々なのだ。
幼稚な考え方ばかりの情報を聞いていると、
アホすぎて話にならない。
海風はマニュアルがない。
従業員には、いちいち説明はしない。
ミスをしたら徹底的に自分で考えろと言う。
大人なんだから、それぞれに自分で考えて行動してくれ。
しかオレは言わない。

一生死ぬまで君と暮らしたいとか、
趣味が似ていたほうが良いとか、
休みの日はいつも一緒に出かけたいとか、
幼稚でアホすぎて、オレには考えられない。
互いの違いを認め合うことが、
自分も変わり、自分の幸せに繋がるのである。

男は結婚するなら、こういう女性にしたほうが良い。
たくさんあるけれども、ごくシンプルでいい。

顔はそれぞれの好みでいい。
身体が弱くても健康に気をつけている人、父親と色んな話ができる人、
食べることが好きな人、実家が遠くてその日のうちに帰れない人、
自立していて親の援助を拒む人、自分の話をあまりしない人、
人の悪口も言いまくり褒めることもできる人、
気がつくのが誰よりも速く腰の軽い人。

もっとあるけど、こんな感じだ。
全部持っている女性と付き合えれば、
それはそれはラッキーマンだ。
完全な幸せを掴める男になるだろう。
でも、
自分にも厳しく男を磨かなくてはなりませんね。
逃げられますから。

愛は無償と考える女性を選ぶこと。
そうではない人とは、すぐに別れなさい。
我慢はストレス。
自分の人生の時間の無駄でしかありません。

最初に触れる場所を忘れるなという。

おまえのコップが満潮だぞ
ぜんぶを欲すると、
それが満ちて、いっぱいになれば、
眼には見えない大事な事だけがだな、
減っていくのだよ。
おまえは謙虚に生き続けるのだ。

歩きながら、後ろを振り返るたびに、
いつも自然の神様に言われている気がする。

そして自然の神様が、そっと囁くのだ。

ほうらみろ、
愚かなおまえにも、美しい希望のしずくが一滴
ぽつんと落ちてくるだろう?
それを、掴みとりなさい。

じゃ、メキシコのユタカンからアディオスじゃ、

アディオス!!

ん?たくわん?

聞かれるのですが、
日本の音楽は、坂本龍一と昭和初期の歌謡曲以外
終わっているので聞きません。

今日は音響の魔術師、ダニエル・ラノワさんです。
ブライアン・ブレイドの重い卓袱台をひっくり返したような
シンバルの音がたまらなく好きです。
大音量でどうぞ。
この見事な三人。
家には遊びに来てほしくないシリーズのグループ。