吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

殴る女と、殴られる男に愛は存在するのだろうか?

朝歩後、シャワーを浴びて日々の朝飯を作るかと思ったら、
冷蔵庫を開けると飯もパンもなにも無い。

家人は買い置きが嫌いなので、
いつも冷蔵庫はスカスカ丸見えなのだ。
わたすも店に行くと仕事で料理をするので、
やりやすい自分の配置や準備の意味はわかるので、
家の台所は配置を触らないようにしている。

なので、、

最近やたらと、「なので〜」を使う輩に腹立つ。
よろしかったですか?も、イラッとくる。
何がよろしかったですかだ?君は何が良いんだ?
と。聞いてみればいい。
「こいつウザっ」と言う顔をしたら
すぐに鼻を殴って出ればいい。
鼻血くらいで済むだろう。

なので〜、
台所では、何が何処にあるのかあまり分かっていない。
ロナの影響で、オレはだいぶ冷蔵庫の中の配置がわかるようになった。

ですので、
久しぶりにファミリー・レストランで、ひとり飯を食った。
タブレットで注文のシステムに変わっていた。
これ、なんだか、わびしくて嫌だね。

居酒屋なんかで、こんなんで注文して目の前に
分厚いプラ板があって、、、
考えただけで、ぞっとするね。
壁と呑んでるみたいだ。
酒はまずいし病気になるだろう。

この世界では、合理的に、いかに人を使わずに
できるようにするかの、システムづくりなんだろけど。
それでも、大手のチェーン店はどんどん店を閉めている。

こういうシステムを作る多くのIT企業の人達は、
自宅勤務で仕事はできるが、
新しいシステムに対応するのが仕事だから、
加齢とともに、仕事ができても若いうちから対応も少しづつ遅くなるし
組織のコミュニケーションの中で、
社長の右腕左腕的な絶対的な存在を出せず、
組織に旨く対応できない人は
そこそこ仕事はできても、

自分自身が、今度は合理的に使い捨てになるだろう。
料理人の世界も同じだが、給料のいい店へ
移っていく繰り返しの人が多い。
年齢とともに、慣れるのが大変だろうと思う。
オレなんかは完全に転職なんぞ無理だろう。

IT関係も、その繰り返しだろうな。
要は、莫大な親の資産でもあればいいが、
歳をとってからが大変だ。
偉そうに言える立場じゃないが、
仕事をするなら、
なんとか食えて死ぬまでできる仕事を選んだほうがいい。
野球選手は30歳を過ぎれば使い捨ての時期が来ると
同年代の山本昌が言っていた。

人生の上で皆がやることは、手を出さないほうがいいのかもしれない。
新しいモノは古くしかならない国だから。

喰っていたら女性が二人入ってきた。
見るからに、またこのパターンかという女性だった。
だいたいこのパターンの女性は会話が決まっている。

案の定。
「久しぶり〜!」で始まり一人はずっと、
聞いて聞いての自分の今考えている話と男の話。
聞き役の女性は、まぁしょうがないね〜と、
否定もせずに笑いながら聞いている。

ほんで、
「子供は今日大丈夫?」
と、今、やっとバカ女が相方の状況に気づく。

今度は、相方が
「今日は実家に子供を預けてきて、
親もあまり頼るなと、言われうまくいってない」だの、
「旦那が、自宅待機で毎日家にいるから
ご飯を作らなくては、ならなくて大変」だの
「子育ても、家のことも旦那が協力してくれないなら
ぜったい無理」とおっしゃる。

もう、馬鹿すぎてたまらない。
耳が良いから聞きたくなくても聞こえてくる。
オレはまだ、珈琲を呑んでいないのだ。
聞こえないように方耳を塞ぎながら呑んだ。

紳士的に相手を敬って言えば、
こういう女性は、人の意見を聞く頭がない。
3回死んでもアホだからまた同じ人生を送る。
4回目に、やっと気づいて、自己反省しながら
それで死ぬ。

問題なのはこういう女性と付き合った男だ。
じつに可哀想に残念な男である。
と、オレなんかは思うのだが、

実は、そうでもないらしい。

家人に、なんで女性はああいう感じになるのだ?
と聞いたら

「そうじゃない、まともな女性もいるけれど、
ああいう人達は、話を聞いてほしいだけで、
相手も、あまり深入りしないで付き合えるし、聞けるのよ。
要は、互いにそれで自分が安心するわけ、わかる?
だから、そういう人は、
男性にもそういう部分を求めるわけ、
優しいか?馬鹿か?なんだかわからない
深入りしないでも付き合える相方を見つけるわけよ」

「は〜っ!なるほろねぇ〜。
要は似た者同士がくっつかないとえらいことになるってことだな?
初めから自分の枠組みをコンクリで作っとけば、壊されないもんなっ!」

「私が友達を作らないのは、
そういうどうでもいい話を聞きたくないから
なるべくそういう席は断ってるし、行ってもただ聞いてるだけ」

「はあ〜っ
あんたすごいねぇ、合理的な考えだねぇ〜」
目からウロコだ。でもなぁ〜ぞっとするなぁ。

「オレもそういうのにイラッとすることはないんだな?
でもまぁ〜そういう奴が来たら、腹たつもんな〜」

「大丈夫、そういう人は
あなたみたいな人は嫌いだし、避けるから大丈夫大丈夫!」

ぐさっ!!と刺さる。
2回言うかね凹。

じゃあ今日はハビブコイテさんです。
オレは自分を捨て、相手を思いやる静かで豊かな会話の生活がいい。