吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

野鳥愛護週間

ようやく夏空が見えてきたけど蒸し暑い。
毎年夏が嫌いになってくる。
もう六時半を過ぎたら暑すぎて、今日も朝歩でクラクラしてきた。
夏は五時半から歩かないと体力がもたない。
何処の家庭も子供は夏休みで、ずっと家にいる。
何もかもが鬱陶しい夏だ。

今日は、うるさい方の娘が近くでずっとうるさいので、
「おまえは喋りすぎで、うるさいからその技術で、
どこかの家庭に出稼ぎに行って、丁稚とかになればいい。
しばらく帰ってこなくても大丈夫だから」
と、説得していたら、アイスが食いたくなってきたので、
クーラーの効いた駅前の喫茶店へ出かけた。

「ここは涼しいここは涼しい夢の国だ」と二人で
パッフェなどと、おしゃれなアイスを食べた。
うるさい方は夢見心地でたまらん顔をしていた。

隣の男性が、いい雰囲気を出していた。
こういうアナログな喫茶店が少なくなったなぁと
しんみりと天井の扇風機を眺めていた。

数年前に、古きアメリカの土足で入る酒場で
一人ウイスキーを呑みながら、チーズをかじる自分の姿を想像していると
無骨な山小屋を作りたくなった。
近所の酒を飲むおじさん達にその話をしたら、
夢があるから、やるなら面白いから皆手伝うということになり、
家の離れに四人で小屋を作った。2ヶ月ほどで出来上がった。

始めの無骨な感じではなくなって、段々と本格的な部屋になった。
材木は、世話になっている材木屋さんで安くしてもらった。
内装は、全てヒノキで作った。
薪ストーブも自分で設置して煙突も取り付けた。
燃やす薪は、材木屋が栗の端材を、行けば軽トラ満載でくれる。
冬はとても暖かく、夏はサウナになる。
夜は涼しいので、最近は小屋でずっと一人で寝ている。
オレの男の夢のロマンが、ひとつかなったわけだ。
ウイスキーと薪ストーブ。
男の夢のロマンセットである。

明け方になると、野鳥が飛んできて屋根で騒ぎ出す。
それが、モーニングコール。
屋根裏の隙間にスズメが子供を生んだ。
一日中子雀が、朝四時半からピーチクパーチクうるさい。
子雀は九時前に、きまって静かになる。
おやすみなさいの時間なのだろう。
おまえら家賃くらい払え!といいたいところだが、しょうがない。
そのうち、子雀が泣かなくなった。
家人が「旅立ったんやね」というので、
「そんなロマンチックなことはない
巣の中の掃除をしないとまた来るじゃないか」と言って
はしごに登って掃除をしようと突いたら、
親鳥が襲ってきたのでびっくりして転げ落ちそうになった。
「まったくもう、困ったもんだなぁ」と言いながら夏になった。

野鳥の餌箱を外に作ってやったら、オレがいないときだけ
ささっと喰っているようだ。
気になるので、今朝窓の隙間から調査観察していたら、野鳥が食いに来た。
カメラで取ろうとしたら、
ちらっとオレを見て、飛んでいった。
腹が立つので、明日はカメラスタンドを固定しておいて、
盗撮してやろうと思っている。
オレをなめるなよ、野鳥共、
トンビのオレが貴様らを骨の髄まで食い尽くしてやるからな!