吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

海原を進む船

高知県仁淀川部屋ジャクソン・イトワが、
女ひとりで東京湾鯵釣り漁船に乗り込み、
鯵を20数匹釣りあげて、
お姉ちゃん俺のもあげると知らぬおっさんに
たっぷりと鯵を頂いてモテモテだったそうだ。
クーラーバケツを持って家に帰り、
「うちは、夕食で鯵の刺身とアジフライとアラ汁の
豪華三点セットをこしらえて、
ひとりセレブ気分を味わってるから
アホのおまえも頑張れ」と酔って電話してきた。

それは、オレも男としてイトワが腰を抜かす様な
大量鯵を釣りあげなければと、
昨日、アジ釣り調査に由比港、田子港へ行ってきた。
歓迎するように目の前でオレの富士山が頭を曇らせていた。

頭がくらくらするくらい漁港は暑かった。

伊豆大島にいる時に、
夕刻になると毎日晩飯の確保でサビキ釣りセットを持って
漁港でささっと釣っていたので、楽勝だと思ったが
こんな暑さでは夕方でも無理だ。

釣具屋に二軒行ったが、昼は暑すぎて無理だよと言う。
多分深夜から明け方でないと無理だろう。
なんだか、漁港の海も大島と違い、濁っていて気分も一気に失せた。
スーパーで売ってた330円の
朝採れイカ寿司を喰って、海を眺めて帰ることにした。

田子港では、地元の不良↓とやたらと目が合った。

家の帰り、疲れた身体に冷たいシャワーを浴びる。
夜、酒を飲みながら、荷風の断腸亭日乗を静かに読む。
日々の起伏を人生の中で楽しんでいる。