吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

オムツを履いてパソコンを打つ輩の姿がコーヒーチェーン店の窓に毎日映っている

「暑さ寒さも彼岸まで」と言う。

去年の9月の日記を見ていると、
「9月17日急に涼しくなる」と記してあった。
秋分の頃、9月23日の前後3日が彼岸と言われるから
完全にずれずれだ。
ということは「暑さ寒さも彼岸までという言葉」は嘘になる。

なんでもきっちりしてほしいので
「暑さ寒さも彼岸のチョイ前まで」
という言い方に替えてほしい。
まぁ、そのチョイ前というのもおかしいな、

オラは寝不足だ。
いつもボーッとしてもうており、
朝飯を食う気にもならないやっとパンを一枚喰う也。
エアコンを付けると温度調節で何度も起きて寝られない。
扇風機をつけると、風があたりすぎて気持ちが悪くなる。
一体どうすればいいのだと悩みながら日々寝不足。

昨日は、やっと風が吹き
夜中涼しくなってやっと寝れた。
自然の風のありがたさを人間は感謝しないといけない。

保育士を営む妻から面白いことを聞いた。
ベテランおばさんは、個性の強い四歳児のクラスを担当している。
昔に比べ、ややこしい子がたくさんいるという。
パニック障害の子がいて、
そういう子は好き嫌いが激しく頭も良い。
嫌いな先生にはあっちに行けと言ってしまう。
子供だから、遠慮なく正直なのだ。

その子が一番信用しているのが、ベテランおばさん(BOと名付ける)。
パニックになりそうになるといつも
抱っこしてとBOのそばを離れない。
BOが休憩中も早く来いと探しに来る。
いつも抱っこしてウロウロしているので
周りの先生は、いつも大変ねと気遣ってくれるが、
彼女に言わせれば、
おまえらが気を利かせて働けよ仕事だろ?
と、思うという。

BOが言うには、
ゆとり教育以降の親の質がどんどん落ちているから
見た目は普通でも、
愛をたっぷり注がれていない、不安定な子供が多いという。
そういう子どもたちが親になる日がくる。
子供に好かれるのが保育士の仕事であり
母親の役目であり、
子供が求めるのなら自分を捨てる。
そういう覚悟の無い人は母親になるなと言う。
ずっとそばに寄り添って話し相手になることが
BOの仕事と人への基本的な考え方らしい。

滑り台を順番に滑るときも、
ただ順番に滑ると面白くないとBOは思い
一人一人に質問をして合格すると、はいっ!ど〜ぞ!
と、言って子供も盛り上がって滑るそうだ。
昨日は朝ごはんの質問だった。
「はいっ!やすこさん!朝ごはん何食べましたか?」
「はいっ!あさごはんは、きんぴらごぼうとなっとうごはん!」
「やすこさんはいど〜ぞ!」
こんな感じで、ざっさ〜と皆滑るらしい。
話がかしこすぎる面白い子がいて、
その子に朝ごはんを聞くと
「あっはい、朝ごはんはプリンに付属されていたクッキーを食べました」
と、四歳児が言うのだ。
BOはびっくりして笑いこけてしまい。
「ふぞく?えっなになに?」と問いただすと
「はい、プリンに付属されていましたクッキーです」
真顔で冷静に滑ったらしい。

この男の子は、判断力がいつも冷静で面白すぎるらしく。
彼の市販のオムツには
小便の量を記す青と黄色のラインがあり
それを見て親が替えるという
オムツ最新システムのやつを履いている
BOがオムツを替える時間になると
「は〜い、みんなかえよ〜ね〜」と優しく声をかける。
その子が、ささっとBOにすり寄ってきて
「先生、まだラインが青なのでまだ大丈夫です」
と、言いに来るという。
凄い四歳児だ。
その男の子は、常に全体をみているので、
パニック障害の子がいつキレるか心配なので
ささっと近寄って一緒に遊んだりしてくれるらしく
助かるそうだ。

いつもBOに近寄ってきて
「今日は、どんな感じですか?」と聞いたり、
「先生、もう帰る時間ですよ」と言うらしい。

彼の将来が、
ストレスを抱えた大人にならないように
親御さんはしっかり溢れる愛を注いで気をつけて頂きたい。
オラも宝くじが当たったら、
そういう圧倒的な子供が来るような
園庭では子供もニワトリも走り回っているような
圧倒的な木造りの保育園を作りたいなと思う。

頭のおかしな園長で、
昼飯もデカ鍋で美味しいごはんを作るのだ。
いちばん大切なのは、
子供よりも親の教育をしなければいけないな。
「クレームは言うが、面と向かって話さない親は殴る」
の確約書に判子を押させるのが一番いいだろう。

オレも印入りのオムツを履いてみようと思う。

ジュリア・ジャックリン/光に導く
Julia Jacklin – Leadlight