吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

1と2、選び方で君の人生は確実に決まりますと、

毎年この日は人間ドッグ
オレの今まで見てきた飲食店の経営者は
たいがい、組織に馴染めない人間が多い
というか、組織が嫌いな人が多い
そういう私達は束縛されず、ある意味では気ままなので
じつに体を壊す人間が多いし
早死を見てきた
おまけに、たいがい一度は離婚する
束縛されるのが嫌いなのだろう

人の生活の日々は
良くもあるし悪くもある
25年も続けていると
そういう景色をたくさん見てきているので
健康上の迷惑はかけたくないから
なんでも自分のことは自分で管理している
家族には何の相談もしない
余計な気遣いはさせたくない
互いに自立している関係でいい

人間ドッグは
市からきちんと援助金が出るのでありがたい
東京から移住したオレが思うに
地方は都会に比べ企業は圧倒的に少ない
事業税も莫大に入ってこない
税金を払っているからといって
市民はあたりまえだと思えない
少ない給料でやりくりしてくれる
金銭感覚の優れた妻のような
市の政策に感謝している
地方はみんなそうなんじゃないかな

人間ドッグの成績は全て合格点だった
先生曰く、休肝日もなく毎日酒を飲んでいるのに
この数字は素晴らしい
まだまだ伸びしろがあります
運動しているからですよと言われた

運動は嫌いです

とにかく歩くこと
第三者の目で思考すること
食物繊維をとること
これだけが3つの運動

人間ドッグは半日がかりなので
待ち時間が長い
地上波テレビは嫌いなので
今日は十五少年漂流記を読んでいた
読んでいると旅をしたくなる

毎年のこの病院の昼ごはんが楽しみだ
まるで料亭の昼ごはん
しかも量が多すぎる
女性にも同じ量だ

お昼ごはんを頂く前に会計を済ませ
来年の人間ドッグも予約しておいた
食べ終わって、ごちそうさまありがとうございましたと
言って、さささ〜っと帰る

天真堂書店へ行って手帳を探す
来年のばかりなので、お姉さんに探してもらう
今年の10月からのが一つだけあったので
ありがとうと購入
家に帰り、とりあえずスカルを貼っておいた

明日は、いつもの主治医の定期検診
人間ドッグの成績表は
必ず提出しなければならない
全ては管理されている
学習成績表でよく頑張ったと言われたことはない
56歳になって褒められることもある
なんだか照れくさくて
頭ポリポリになってしまう
これでいいのだ

車で遠くまで旅に出て
誰もいない場所へ行きたくなる
今のうちに時間を作って、行こうと思う

グレゴリー・アラン・アイサコフ
Gregory Alan Isakov – San Luis