吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

海鳥の帰る日本海

朝四時に家を出て愛馬で540km
気合を入れて旅に出ると
毎度毎度の激烈雨男
新潟入りした瞬間から日本海の荒波如く
ずっと土砂降りでございました
第三者の眼で己を観察
自分のアホさにウケすぎて爆笑してしまいました
「なんなんだおまえは?セブンイレブンで雨傘を買うために
山形県酒田市まで来たのか?」
と、相棒の第三者オレに言われました
今日は写真コメント
日本海は怒りすぎよ

腹が減ったので有名な酒田のラーメンを食す
酒田ラーメンは縮れ麺、美味いが東北人はちょっと味が濃い
昔の東北の女性の作ってくれたパエリアも味が濃かったけど
言えば彼女が傷つくのでうまいなうまいな言いながら全部食べた

大雨の中傘を買い、写真家大巨匠土門拳記念館へ行ってきた
数々の作品があった
殴られるかもしれないが、オレの心に響いたのは一枚の「手」だった
オレも仏像を撮ってみようと思う
それよりも、見事な記念館の建築が気になった
素晴らしすぎて隙間から写した
土門拳だぜ、名前が格好いいよなぁ〜
男は小さい頃から勝つか負けるか試していただけですから
名前で決まる部分もあるんです
こんにちは石田純一ですと、こんにちは土門拳です
と言われたら
所見で勝ち負けがはっきりしているもな〜
残酷だなぁ〜名前は

これまた土砂降りのなか、山居倉庫という1893年に建てられた
大きな大きな米穀倉庫を調査、昔の人の知識だろう裏の通りには
すべて大きなケヤキ並木が並んでいた
米の保管用に通気と日陰を作るためだろう
ケヤキは木工好きには悩みの種、ケヤキにドリルで木ねじを打つと
必ず頭が折れるし、丸鋸でもなかなか切断できない
それほど難しく固い木

ホテルに着くと、雨がやんだ
いつものごとく個人店の居酒屋へ行く
常連さんがテレビを見ていた
スガがテレビでデキていない男の顔で
視線を合わさないように
周りをチラミしながら出来上がった原稿を見て話していた
会見を終わり際に、原稿をささっと雑に秘書に渡した瞬間を
オレは初めての居酒屋のテレビで見逃さなかった
日本国民はあの集団をどう評価するのかな

酒田市の地酒を頼んだら
おばさんが裏で慌てたように小瓶を出していた
在庫がなく使い古しの小瓶に地酒を汲んでいたようだ
小瓶のジャケットがぼろぼろだったしキャップも無かった
おばさんがチラチラ気にしている素振り
雑すぎるけど、面白いしオレはイラッとしない
こういうのを食べログに書いたり
平気でクレームを言う馬鹿がいるだろうが
どうでもいいいいじゃないか、雑でも
しかし瓶のジャケが擦れすぎて
地酒じゃ違う顔になっちゃってるぜ、おばさん
まぁいいけど

几帳面なので、明日の飛島行の港の場所と時間を調査に行く
今日は豪雨で欠航!だったとな
激烈雨男頼むぜ明日は
でも、いい港の景色だったから明日雨でもしかたがない
自然には勝てないからね

飛島の荒崎海岸は日本の渚100選なんだそうだ
島を歩いて行ってみたいんだよ

仁淀川ののど自慢大会で優勝して欧陽菲菲と酒井法子に
表彰してもらった仁淀川のイトワが
北へ行くならこれを見ろと送ってくれた
これ歌詞聞いてると貧乳の歌か?
いいねぇ、きちんと魂込めて歌ってるね〜
明日は第二部があるらしい