吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

反抗心と愛

曇り雨が続きようやく晴れたと思ったらまた曇り
またまた週末は雨だそうで
あたしおかしくなっちゃうわ

先週から呑まず日を入れて眠るようにしているの
久しぶりの呑まず日は普通に呑まず日だっわ
まぁ、呑んでも呑まなくてもあまり変わらないわね

朝起きラジオ体操とストレッチは続けているの
なぜ今どきラジオ体操なの?と聞かれるけど
ラジオ体操には全身に効果があるの

オカマ風にやってみたら気持ち悪くなってきた

中学生の頃、体育の先生がラジオ体操に執着していて
一ヶ月間体育の授業はラジオ体操で
最後にラジオ体操の試験があった

体育の先生は常に竹刀を持ち歩いていて
腹が立ったら竹刀で男子生徒を殴るのだ
今の時代では考えられないが
あの時代は、そういう個性の強力な変人先生がたくさんいた
さすがに女子生徒には手は出さなかったが
すごかった

団地のオレの家は、中学校の目の前にあり一分で着く
しかし、毎日遅刻していた
校門からささっと、さりげなく走っていくと
この先生が、校門に立っていてよく殴られた

校門で仁王像のように待ち構える先生を見て
殴られるのが嫌で、目を合わさず忘れ物をしたように
家に帰り、腹が痛いとうそをついて休んだこともある

オレはいつも組織に抵抗するので
嘘をついたり、ずるい作戦ばかり考えていた
プール裏の塀をよじ登り
特殊部隊のように隠れながら行くとバレない
殴る先生に見つからない作戦方法を発見した
ざまぁみろとニヤニヤしながら
オレだけが知っている
勝利の雄叫びで魂が吠えていた

殴る先生は、オレの怪しい動きに敏感ですぐに見つかり
また殴られた、竹刀で殴られるとじつに痛かった
「いった〜っ」で、頭抱えで座り込むアホである
早く家を出てれば殴られないのだが
まぁ十代の頃はそんなものだ

ちなみに
運動神経は鈍いが、頭の良い長女は
中学になり、なぜか自分で決めて剣道部に入った
竹刀を見た瞬間にオレはゾッと記憶が蘇った

殴られる、、、

殴る先生のラジオ体操の教え方は軍隊式だった
指先まできちんとしないと怒られるのだ
ふざけてやると殴られる
皆怖がって必死でやっていた
試験に合格しないと自由時間がないので
オレも痛いのは嫌なので必死で覚えた

いまラジオ体操を毎日続けているのは
健康のためだが
きちんと第一第二のラジオ体操をやると
じんわりと汗が出てきて全身に効果があるのだ

皆さんも日々やってみるがよろしい
健康で生きたければジムなど通わず
毎日必死でラジオ体操第一第二をすればよい

ある意味殴る先生に殴られなかったら
オレの今の健康は無かったということになるだろう

世の中には理不尽なことも受け入れて
それでも抵抗して生きていかないと
面白い人生は送れない

皆、同じ様な合理的な時代に進むだけの
つまらない国だが、会社組織や生活
どんな場面でも
無駄な抵抗だろうがなんだろうが
抵抗する意識は、大切な気がしている
抵抗は愛に繋がる