吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

霧の中を君は往け

深夜高速で家に帰る
いつものように風呂に入りふ〜っと息を吐く
缶ビールを呑みながら録っていた報道730を見る
コメンテーターの堤さんは良い
彼は眼で中立に話ができる
争うばかりのアメリカ人も彼を見習ったほうがいい

疲れているのに
なぜか朝六時に目が覚める

いつものように白湯を飲み呆ける

一人ラジオ体操、ストレッチをして
東京ではできない久しぶりの朝歩

何故かいつもの景色に感動してしまう
一時間しみじみと歩いた

いつものオレの道を往く
空を見上げても真っ白だった

自然は美しい
どんな美女よりも美しいよ

身を任せながら何も考えず歩く
何も考えず
考えない時は考えない
長生きするための法則

考える時は
誰しも愚かな自分を貫き通せば良し

蜘蛛の巣にも個性があったしな

東京の家の台所に置き台が無いので
家の端材を使い自分で作った
キッチンは調理台と同じ高さの置き台が楽なので
寸法を測っといた
重量に耐えられて
なるべく軽くシンプルに
一時間ほどで出来上がった
久しぶりの木工で夢中になった

大事な愛馬車を水で洗い
きれいに拭いて
ありがとよ

あとはオレは酒を呑んで
屁をこいて寝るだけだよ

明日になれば
また明日

美しい朝があるのだよ