吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

休日

昨夜帰宅

物音しない静かな朝
屋根の上の野鳥の足音
山の景色
窓を開け空気を吸い込み
白湯を沸かしに行くと
我が家の女子部が皆炬燵で
おはよう久しぶり〜生きてたぁ?
と楽しそうに茶を啜っておりました

いつものラジオ体操とストレッチを終えて
白湯を呑み呆けておった
今日でやり始めて一ヶ月が過ぎたな

4ヶ月続けると身体に変化が起こるという
ほんまかいなと思うけれど
別にやめる理由もないし
ストイックにやる気もないし
まぁ死なないように続けようと思う

家族がiPhoneに変えるので
設定をやってくれという
家族といえども
男が女の携帯をいじるのはオレは嫌う
そんなもん販売店でやってもらえというと
今は、個人なんちゃらで自分でやるらしい

女の携帯はラインやらなんやら
勤め先の連絡関係がものすごい

何気に夫婦で
浮気調査のように携帯をチラ見して
チェックするという話を
聞いたことがあるが
気持ち悪くて吐き気がする

初期設定だけやってあげて
あとは自分でやれとぶん投げた
完全アナログ女房は炬燵の中で
この際、無駄なものを消そうと
朝から格闘していた様だ

娘に朝飯はまだか!
と言われていたが
まぁ、気の済むように好きにやりなさい

自分の基本は
女性の世界に男は入らない
女は話を聞いてほしいだけで
男の話なんぞ聞いちゃいないのだから
わかるわかると
理解のある様な事も言わない

男は男らしく、女は女らしく
それでいい
理解されなくても
男の本当の優しさとは
そういうものじゃないと思っている
男には理解できない
女性特有の考え方もあるのだから
それはそれでいいだろう

それができないなら
きっちりとオカマで勝負すればいい
自分の人生を女装とオカマで勝負するなんて
それはそれでいい人生
立派なもんだ

携帯屋さんに行って
説明を聞いて商品を貰ってきた
どういう仕事をしているのか
大学出の若いスタッフを観察していた

頭も良さそうで、対応も良いし
きちんと会話も要領よく話していた
家族に解るようにメモしておいてくれと
頼んだら、ドン引きするくらい
字が下手くそで吐き気がしてきた

上手に書けとは言わないが
誰しもが、読める字を書いてくれと思う
いったい君は何をしてきたのだね?
そういうところを見る人間もいる

オレが大会社の選考委員なら
見た目は皆同じだから
会話よりも字で決めるだろうな
どんなに頭脳明晰でも
はい、合格!はい、落選!
抱腹絶倒の話術でもあればいいが
シンプルでいい

あと一ヶ月あるが、今年ナンバーワンのアルバムを見つけた
Clem Snideのforever just beyond
「永遠に超えて」という意味だな
今のオレに足りない部分が
たっぷり詰まったアルバムだった
いまはこのアルバムをずっと
しみじみ聞いている

とにかく音楽は、余白だらけで
考えさせられる良質の映画のような
永遠の繋がりと豊かな景色を
描いてくれる音じゃないと
心に突き刺さらないし
気持ちよくない

そういう面では年間ベストワンだった

ごめんな
チャーリー
もうパーティーはできないんだよ
ほんとに、ごめんな
チャーリー

泣かせるね