吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

メルケルとスガ

今だから笑えるけれども
大昔の自分の20代の頃
女性を口説くときには
「オレについて来れば間違いない」
と、言っていた

恥ずかしい話だが
お付き合いをする女性には
必ず言っていた
その口説き方に
科学的根拠があるのか?と問われると

全く無い

今思えば
どれだけ自信があったんだろうと
襖の影に隠れたくなる心持ちである

晩年、そういうことを言うと
「それを信じてついて行くと
あなたは、勝手に穴に落ちて姿が見えなくなる」
と、言われた

情けない話であるが
男はカッコばかりつけていても
賢い女にはバレるもんである

まぁ、どんな男にも
プライドみたいなものはあるだろうし
ハッタリでもいいので
一つくらいは
きちんと魂に持っておくべきだと思う

今話題のこの二人の演説の違いを
日本国民には見ていただきたい

まともな日本人は
この国には期待が持てないと
ガックリと愛国心すら薄れ
意見するのも嫌になる
人付き合いも嫌になり
選挙にも行く気がしなくなる

また、ある者は
高度成長期のうっすら平和にぶら下がり
先行きの見えない中で
そうは言ってもしょうがないと
同調意識の順応性は保っている

この二種が
わけのわからぬこの国の
誰にも見えないシステム
考えるな作戦のような気がしてきた

語弊があるかもしれないが
退職金目当てのサラリーマンのような
目逸らしスガを選んだのは
結果的には
選挙に行った中の
多数の「国民」だということ

これが
今の日本のリーダーである
さぁ、君はこの国でどう生きるか?と
我々は、スガに問われているとしよう

きんぴらごぼうを食いながら
ミスター・スガについていこう!
明るい日本の未来が待っている!

アナウンサーの女性の声がいいね

どんなことでも
何かを発すれば
こてんぱんに色々言われ
嫌われたりもするものだ
メルケルには
「自分の国を心から愛している」
という嘘のない眼と表現は感じる

この両者のリーダーの違いは
民族性ではなく
人間の本質性の違いだろう