吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

センスの良さは、生き様から出るという

自分自身の人生の中で
風邪になったとしてもマスクはしないと思っていた

若手の頃のマスクの景色は
ブロンとシンナー中毒の
ヤンキーのシンボルだった
それがいまや
マスクを離せない

カインズホームへ行き
まさか自分が
使い捨ての束のマスクを買うとは、、

普段は、家の周りで人の姿も見ないし
外を歩いていてもマスクもしない
そういう田舎暮しをしていると
あまりの都会との違いに
あれ?と
どっちがどっちかわからなくなってきて
実験生活しているみたいに
なってきている感じがするけど
もう、怖くて電車にも乗れないし
仕入れに行っても
さささっ〜っと買い物を済ませ
人混みを避ける

自分の神経質な部分は
よくよく分っているので
気にしないようにしているのだが
やっぱり怖い
田舎では
情報や噂が半径三キロまで知れ渡るから
家族に迷惑がかかる

都会勤務で家庭持ちの人は
仕事から家に帰り
玄関で靴下を脱ぎ
足の裏を消毒して
玄関で全裸になり
そのままシャワーを浴びて
自分の衣類だけの洗濯をするそうだ

大変だし、笑えるけれど
それぞれの生活環境や
気持ちを考えると
しんどいだろうなぁと
笑えない
「リスクを抱え
家族のために頑張る男」
なんだか、歌にできそうだな
タイトルは
「リスキーとミルキーの夢」

イケヤにランプを買いに行く
自立の道を目指す一人寝を開始した小5の娘が
部屋が暗いとまだ怖いと言っていたし
オレも夜中に置きて、トイレに行くときに
真っ暗で、やたら頭をぶつけるので
小さなランプが欲しかったのだ

イケヤさんは、やたらに広すぎるから
最短距離で行こうと案内図を見るが
結局は全部回らされる
抜け道を使うとまた同じ場所へ行ってしまう
しかも、敏感鼻のオレには
化成商品の匂いが充満して臭い

途中にあるレストランでは
色とりどりのインスタントの様な食物がある
身体に悪そうな食べ物ばかりだ
子供に食わせられないだろうに

行き交う人々は
わぁ〜かわい〜と連発していた
安いランプを2つ買って
電球を探し、もう匂いが無理だったので
遠い遠いレジへ急ぎ足で向かう

レジへ着くと
間違えて、ランプが3つに増えていた
また戻り、臭い道を戻しに行くかと思うと
どうでもよくなって
3つ買った

家に帰ったら
ランプ干しをしなきゃな
と思っている
あれが良いという人もいるのだろうが
オレから見るとセンスがなさすぎる
やはりカインズホームが好きだ