吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

年に一度のラブレター

革ジャンが乾燥してカサカサになっていたので
ローリングスのグラブオイルを塗ってみた
野球用のオイルだが見事艶々になった
何事も見た目から入るので
野球道具はローリングスしか使わなかった
あぁ〜お爺ちゃんになるまでに野球がしたいなぁ

昨日は年賀状の写真を写した
毎年子供の成長写真を写している
ハイポーズと声をかけると
人の表情は誰しも固まってしまう
すると自然体の顔が撮れない

一番良いのは
話しかけながら写すこと
面白い話をすると人は笑うので
その瞬間を写せばいい
すると、自然体の表情になる
年賀状を見た人の表情も和らぐ
そういう写真を撮りたい

男が50も過ぎると
もう友達なんぞは一人もいないし
いらないので
年賀状を送る人もくれる人もいない
家族用にたくさん印刷するが
プリンターというものは
インクを吸い込み過ぎだな
酒の吸い込みが悪い癖に
話も面白くない奴みたいだな
プリンターは困ったもんだ

毎年我が家の年賀状を見ていると
年々手書きの少なさに悲しくなる
皆、パソコンで印刷して終わり
あれは失礼だよな

年賀状というものは
昔からの手紙と同じで
どうしてる?ということだから
住所と一言くらいはどんなにへたくそな字でも
手書きで書きなさいよと思う

パソコンで年賀状の文面を
ささっと印刷する人は
送る人のことを考えない人
とりあえず送ればいいと思うのなら
送らなきゃいいし
もらう方は嬉しくもなんとも無い

一枚一枚、どうしているかなぁ?
と、思い出しながら書く
年に一度自分の字で
気持ちのこもった年賀状を
正座してきちんと書く
そういう景色がいい

好きな人に
ラブレターを書く人もいるだろう
スマホで恋愛を伝えるなんて
全然美しくないね
感情は言葉と心眼で伝えるもんだよな