吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

規格外で生きる必要性

久しぶりに家に戻る
学校は冬休みに入った

中学生の娘は親友の家に泊まりに行くというし
うるさい方も明日は友達の家にお泊まりで
わくわくだという
それぞれの日々を楽しんでいるのだろうが
なんだか
子供の成長と自立とともに
親は少しずつ寂しくなるのだろう
お年寄りが犬を飼う気持ちが分かる気がする
そして最後は一人になり
人生を終えるのだろう

うるさいほうが
最近ダンボール作業にはまっていて
次々といろんな作品を作っている
部屋は段ボールだらけだ

作った作品を友達に
興奮しながら説明しまくっている
友達もたまらないだろうに
宅配便が来るたびに箱を物色している

もしや、老後寒空の下
ダンボール部屋で寝るつもりだろうか?

それにしてもよくできている
自分で考え造る
たいしたもんだ

トイレには大と小まであった
オレに似て細かすぎる

ここで、家族が笑いながら食事をするそうだ

妻が、珍しく本を読んでいた
宮崎駿の対談集が面白いと
面接に来る若い世代の話をしていて
空気を読む人間ばかりが来て
人間として面白くないそうだ
そういう人間が作品に携わる
皆、規格にあてはまる様な考え方だという

それはいつもオレが言っていることじゃないか?
と言うと納得していた

抵抗、反抗に興味はなく
規格にあてはまるような事ばかりを
考え生きる若い世代を作っているのは
合理主義の親であり
この様な文化を作り続けている大人だろう

全ては規格サイズの中で想像し
その枠中で楽しむ
少しでも規格を外れるものは淘汰される
そして、彼らは
幼稚な思考の楽しい人間グループを作る

今の大人は子どもたちに対して
自分を超える様な
豊かな人間に育てなければいけないし
大人がしっかり生きなければいけない
若者は、目の前の大人を見ている
俺達は
大昔の歴史を学んだほうが良いだろう

街なかの規格サイズの様な
全部同じ建売住宅をローンで買って
一生払い続けるように生きているみたいだと
宮崎駿は嘆いていたそうだ

さぁ
ダンボールの中に希望を描く少女よ
階段を登り、その小さなドアを開けて
自分の羽で行け
君の夢を描いてくれ
何度でも反抗して失敗して
落っこちてもいいじゃないか
また再生するさ

オレが見たこともない
醜く圧倒的に美しい
規格外の世界を見せておくれな

20代の頃、リスプレイスメンツてバンドをよく聞いてた
この、言う事聞かない仲が悪そうな奴らの感じが好きだった
自分に照らし合わせていたんだな
今聞いても、なんだか沁みるね〜

The Replacements – Merry Go Round