吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

今日は二本で、

キューバの詩人で作家
レイナルド・アレナスの自伝
「夜になるまえに」の映画を見た
繰り返し二回見た

彼はキューバのフィデル・カストロ政権の元
タブーである反政府的な表現、同性愛者
ほとんどの作品がキューバで発禁本となった

三島由紀夫が日本の美を追求していたとしたら
彼は快楽と自由と抵抗に生きた人だろう
数々のホモセクシュアルな体験を繰り返し
アメリカに亡命して作家活動していたが
エイズになり最後は恋人の前で薬物自殺した

脇役にショーンペンも出ているし
ジョニーデップはケツもろだしのゲイの役
いやはや外国の同性愛者の方の根性は凄いと感じた
昔のキューバは独裁政治の真っ只中で
閉鎖的なのに
何故に人々はあんなに笑顔で
考え方が開放的なんだろう?

私たちの生きる今の日本は
独裁政治でも無いのに何故にこんなに
もやもやした閉塞感を感じるのだろう?

人間の生き様は顔に出ると言うが
あのキューバの音楽といい、服装といい

あの国では、どんな男が被っても
パナマ帽子がきっちり似合う

羨ましい限りだ
日本人がパナマ帽子を被っても
キューバ人の様な顔は出ない
ただの金持ちのお洒落好きの男になってしまう
キューバ人には
センスにぶっとい生活感が滲み出ているのだ

映画を見終えると
オレの鼻毛カットが壊れた
接触不良になってテープでくっつけて
動かしたが、なんとも情けない景色に成り果てた
この棒を見ていると映画を思い出して
気持ち悪くなってきた

ジョニーデップは刑務所で
こんな棒をケツに10本入れ溜めて
面会人に渡していた
女装した様なジョニーデップは
自分のことを郵便配達人だと
ケツ丸出しで笑っていた
キューバ人はパッション
激しい感情と情熱で生きている