吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

襲撃のあとのランチ

朝起きてアホ面で歯を磨いていた
少し二日酔いだなぁと思っていると
いきなり銃声の音がして身を伏せた
イタリア・マフィアが撃ってきた
皆殺しの空気を一瞬感じて
家族全員に身を伏せろと呼びかけた
皆、銃声の音にも気づかず
爆睡していた

オレは銃声の音が止むのを待って
窓際に這って軍隊の如く辿り着く
撃たれてはいないようで
身体に血は流れていなかった
あぶねぇあぶねぇと息を吐くと
口には歯ブラシが刺さったままで
慌てたせいか、口のまわりは泡だらけだった
もう一発くるだろうと用心していた
敵の去るのを待って
そっと立ち上がり顔を洗った

やれやれ、このアジトも敵にバレたようだな
壁に寄りかかり
死んでたまるかクソ野郎がっ!と唾を吐き
天井を眺めていた

外を眺めると
どうやら果樹園の草刈車の爆音がする
うん?撃たれたサッシを眺めていると
どうやら小石が当たったようだった
な〜んだとホッとしたが
これは修理しないと駄目じゃないかと
困ってしまったが
石を当てた農家さんに言うしか無いと思い
小走りで
すまみせ〜んと
草刈車の主人に窓側まで来てもらい
頭ポリポリ困った顔で
作業中申し訳ないですが
ヒビが入ったくらいなら
まぁいいかと思ったのですが
ガラスに穴が空いてしまったので、、
どうしましょうどうしましょうと
困った感じで尋ねると

草刈車の主人は
いやいや申し訳ない
こちらが全部悪いので
今後気をつけて草を刈りますので
修繕費は全てこちらに請求して下さい
大変申し訳ございませんと
言ってくださったので
ややこしい感じにならなくて良かった

気分を変えて
甲府の東京インテリアに行ってきた
甲府は33℃だった
家具を見ながら木の構造を眺める
色んな椅子に座りながら
良いですねぇ良いですねぇと
買いもしないのに
物思いにふけていた

客のいない二階のカフェでランチを喰った
野菜が多くて嬉しかった
たまにはこういうオシャレカフェも
いいぞな〜とひとりごちる

ありがとうね美味しかったよ〜
と可愛い女子店員の笑顔を見て帰る