吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

密集地帯を進み逝く

昨日イトウの買った本を見た
東京下町の趣のある老舗の居酒屋が
たくさん載っていた
店の雰囲気も良い感じだった
ページを捲っていると
だんだんと、懐かしい居酒屋の景色に見えてきた

数年前まで居酒屋はこんなだったのか?
と、他人事の様
しかし集まりすぎだな、と思わず声が出た
ん?これが普通だったよな?

この日々に慣れてきている
密集を見るだけでうわっ!となるのだろう

コリンピックの開会式の競技場の外で
見れもしないのに物凄い人の数だったらしい
82歳の老人がインタビューで
人生最後の記念に見に来たと言っていた

思わず呆れて画面に突っ込んでしまった
あんたねぇ?第二次世界大戦の最中で
貧しい時代を見てきた昭和初期の男だろ?
日本の経済成長で魂が腐ってしまったか?
腐った魂の欲求は、まだ満足しないのか?
どんだけ見たいし欲しいんだ?
幼稚な孫の子供を家で抱いて
屁でもこいてウロウロしてろ
と、独りごちる

昔の気骨のある年寄りなら
我が先へとワクチンにも並ばなかっただろうな

年寄りの後先は短い
遊びも仕事もやるべきことは全てやりきった
ワシのワクチンはいいから、未来のある若者に先に打たせろ
老兵は去る心意気だからな
と睨みを効かせて言っただろうな

わたしなんぞ、昔から人が集まる場所は嫌いなので
混んでいる場所へは行かないし
3回死んでも行列には並ばないだろう
並ぶミーハーな景色はクズの集まりだと思っている
誰に文句を言われ否定されても
死ぬまで思い続けるのは仕方がないことで
そのうちに
足跡も残さず去っていくのだ