吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

橋を渡り夏空を越える

君は?
この国の何もかもがどどめ色の空気の上の夏空を
君の魂で君一人で突き抜ける準備はもう出来ているのかい?

押忍、OKだぜ!いつでも燃料は満タンだ

そうかいそれなら安心したよ
イギリスの首相ジョンソンはオレと同輩
ジョンソンは57歳で
妻に二人目を種付したらしいぜ
きっと雑な感じだっただろう

各国首脳会談の休憩中に海を散歩していて
たまらず泳ぎたくなり海パンに着替えて
海に飛び込んだニュース映像を見たが
おれでもやらんぞ!と、画面に突っ込んだ

同年齢のあいつは、いつも頭がぐしゃぐしゃだし
見るからに品のかけらもない男だ
家に遊びに来てもいいが
あいつはアイスコーヒーのガムシロを
テーブルにこぼしても
ヘヘへっと笑い気にしないだろう
そういうとこや!ぼけっ!とオレは殴るだろう
三時間は説教すると思う
説教終えても
あの顔を思い出すたびに
なんか腹立ってくるだろうな
あ〜っまた殴りたくなってきた

ホームタウンに戻る
暑いが東京のアスファルトの蒸し暑さではない
小金井の駅を降りた途端のあの空気の重さと暑さ
ありゃたまらない、みんな大変だ
幼い子供を連れてあんな猛暑の中
出歩くもんじゃないよ
大人とは身体が違うんだから
日陰の涼しい場所にいなさいよ
窓の多い扇風機で風が来る海風さんとかね、、

帰りにホームセンターに葦簀を探しに寄ったら
男がソロキャンしていた

今の30代40代の間でソロキャンが流行っているらしい
キャンプは若い頃からワイルドにやっていたので
前に、一回一人で行ってみたけど
周りを見るとこんな風景で気持ち悪くなってやめた

とにかく道具がネットで探して
最新でシンプルでセンス良く簡単に
みたいなね
おまえの部屋か?と思う光景なのだ
地面で焚き火は禁止だそうで
いったい何を楽しむんだろうと思う

オレの時代はキャンプ場へは行かない
ファミリーキャンパーがうるさいからだ
山の頂上付近を探し
農家の畑仕事をする老人に声をかけて
場所を交渉するところから始める
畑の近くには水があるからだ
水場さえあれば何とでもなる

ゆっくり話していると
好きに使えと夏みかんをくれたり
大根をくれたりする
帰る頃になるときちんと草をむしり
土をきれいにしてゴミも残さない
麓へ戻り、土産屋で菓子を買いまた戻る
山の老人にお世話になったと
きちんと頭を下げて帰る
老人は笑顔でまたおいでよと言ってくれる
その笑顔が嬉しいのだ
物事にはリスクはある
リスクのない行動は行動ではない
自己発信自己完結
これを日々繰り返すことがいいと思う

ホームセンターのキャンパーに言いました
物に囲まれて何が落ち着くのだ?
君は自分のスタイルや枠を壊しなさい
日本男子だろ?外に出て外に出せっ!
ふわふわ生きていると
イイ女だねぇ〜に見向きもされずに
ジョンソンにも負けてしまうぞ