吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

戦うカトリス1号〜4号地獄篇

顔の腫れが無くなってきたのでほっとしている
世間はワクチン打て打てとうるさい日々
市から接種の通知が来たので
ほらすぐ予約しろと書いてある
予約をしようと試みるが9月は全て満杯
いったいオレにどうしろというのだ
行列のできる店かいな?

山梨は市によって金額が違うのだけれど
2回目の”みんなの商品券”が送られてきた
一人五千円、四人家族で2万円の商品券
市内の店ならどこでも使える
この街は財政難なのにじつにありがたい

東京でもそういう援助金はあるのだろうか?
あんだけ企業の税収があるのだから
きっとあるのだろうな

だけど、町内放送で外出は自粛してください
密な場所へは行かないでと
連日放送されているのにどこでも使える商品券て?
おかしな国だよ、ほんとにね

蚊帳テントに夢中
家にいるより外が涼しいので
蚊帳テントを一個増やして
娘と2発くっつけて大部屋にした
台風が来ても倒れないようにして
八畳ほどの部屋になった
明日は材木の端材でテーブルを作る

蚊帳のおかげで蚊は来ないし
焼きそばを作っても蝿も入って来れない

毎日蚊帳テントでランプを灯して
眠くなるまで酒を呑んでいる
安いビーチベッドがいるぜ
蚊取りのセンコウを使っているが
けむくてしようがないので
煙の出ないカトリスを4発準備した
これでもう蚊取りのセンコウは退避

カトリスの軍事基地を作った
また家族にアホだと言われるが
ワクチンも刺されていないのに
おまえらごときの蚊に刺されてたまるかと
ここは、きっちりと男の勝負なのだ

軽トラジョニーに乗り込んで
法定速度50キロの田舎道を
窓全開ニタリ顔で郵便局へ向かっていた
いきなり虫がバシッと顔に当たった
宍戸錠の偽物の部分の下にきっちり当たった
一瞬鈍痛がした
ぶつかった虫はミツバチでシャツに転げ落ちた
あわわわわ〜っと悲鳴を上げた
ホッペの下を刺されたようだった

全然ついてへんついてへんがなの図
オレはどんだけ辱めのバカなんだろうと
また凹んでいた
まだ腫れは無いが、しかし右ばっかりじゃないか

”刺されたときは慌てず素早く針を抜き取ってください。
早く抜き取らないと毒がどんどん入り腫れが大きくなります”

神様、勘弁して欲しい
昨日も今日も右手を壁にぶつけたし
右ばっかりだ
また腹たってきた