吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

凍結の街と暖い空気

大都会から家に戻り
車のドアを開けた瞬間、外気はー1℃
ガリガリ君の世界だった
おまけに強風ときたもんで
オレの小屋も凍りつくほど寒かった
ストーブに薪を入れて
暖まるまで震えながら過ごす

今年の年賀状の写真を頼まれていたので
風が収まるのを待っていたが
待つも疲れて、娘たちに外に出ろと言い
強風の中、娘の写真を瞬間で写す
毎年、娘の成長だけを撮る
素のままを撮る
馬鹿みたいなピースサインはするな
笑っても笑わなくても良い
今の自分の顔をしていなさいと言う

30秒で録り終えて終わる
パソコンで年号入れてプリントアウト
あけましてなんて言葉も入れない
昔から、嫌いなんだな正月が、、

年末から、その時だけ忙しく
年号変われば新しい年だなんて
オレにはとても思えない
楽しいことだけ語り合い
楽しいことだけ追い求める
品良く言えば、バカダサ前向きな感じ
嫌いなんだ、そういうの
自分にしつこくタブーを超えて
もっと後ろ向きに
圧倒的に生きていたい

年賀状を送ると言っても
もうこの年齢になると
送る友人も居ないので
ここ数年書いてもいない

女子部が、みかんを食べながら
あ〜だこ〜だと炬燵を囲み
楽しそうに年賀状を書いている
友からくる賀状を楽しみに、、
女子部の生活の景色の図
いいものだ

しかし
年賀状というものは
相手を想い、手描きに限る
送られる相手のことを考えれば
住所も全部手描きじゃなきゃね、、
パソコンメールじゃないんだから