吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ミルクガラスの想い出

店のランプシェードを全部持ち帰り
キレイに洗った
歴代のタバコのニコチンがたっぷりと吹き込まれ
洗うと真っ白
まさにミルクガラスに戻った
あ〜美しいなぁと惚れ惚れ
これを新しく模様替えで輝かせるのだ
何から何まで本気でやればな〜んとかなる
全部自分でやってみること
金では買えない思い出を作るのだ

娘は紙粘土が上手
センスが良いので店に飾るから
酒を呑む人を作ってくれと頼んでおいた
デザインを描けというので
どうせならと思い
酒を呑みながらホロホロとササッと描いた
こ〜んなの簡単だ〜っと酒呑みの心意気
娘がオッケーっと言ったけれど、、
大丈夫かな?とちょいと思った
こいつら、全員の呑みすぎ
でも、それぞれに優しそうな男馬鹿だな

自分で作ったヒノキ板の机で事務仕事をしている
なんだか気分が冴えないので
乾燥させていた赤松に変えてみようと思い
重い2メートルほどの赤松に鉄脚をつけて
加工して運んだ

ヒノキと杉はもう飽きた
柔らかくて匂いは良いけど
オレには品が良すぎる

サンダーもヤスリもかけずに
切り落としのまま、亜麻仁油をたっぷりと塗った
ザラザラしているけれどこれでいい
時代とともにいい感じになる
鉄棒枠が倉庫にあったので
栗の板を切り落として付けた

新店女子トイレのタオル掛けと小物置きにすればいい
これもオイルを塗っただけ
女性は、シンプルで綺麗なトイレの店が好きだ
汚れたトイレの店はオレも嫌う
店はトイレから始まる
喜んでくれればそれでいい
品の良いキレイなトイレを造ろう