イン・アキシマーノ
疲れて、溜まった新聞を読む元気無し
夕刻帰り、ベランダに足を伸ばし焼酎
封をしていたカリントウを喰ったら
もうしなびていた
まぁいいかと思いながら喰っていたけど
賞味期限切れだしやめとくことにした
臭を嗅いで食えれば食う
それでいい
新しい景色、新しい店を作りながらも
古きものに思いを馳せる様にしている
ダイナミクスを感じていないと
圧倒的なモノは作れない
ネジの一本にも意識を向ける
プロの大工さんに、このネジを
用意してきたこのビスに変えてくれと
言える男はいないと思う
快く許してくれる
本気で言えば、何事も伝わる
プロの大工は、心が広く
色んな意見をきちんと聞く
人の意見をゆっくりと聞く人
自分の意見もきちんと伝える人
そういう人は、素晴らしい
学ばなければならない
昨日はイトウに
オイル塗りを教えたので
今日行くと、いい感じに仕上がっていた
次から次へと配達される荷をほどき
頑張っている
歳をとって思い出になればいい
初心に戻り、26年前同様
沖縄の全銘柄を置こうと考えている
これまた仕入れが大変だ
開店できるんかな?と思う
けれども、己に負けるわけには行かない
新しい道へのリスクは必要だ
身体は疲れているのに
酒はグイグイと進む
男だな、
お客さんは、靴でいいの?
って言うだろうね、、
ハイヒールは勘弁してほしいな、、
無垢の床が可愛そうだ、、
いいさ、靴で、汚れも歴史だ
この天井、左右の高さも違うし
斜めになっている部分もある
全ての高さが違うややこしすぎる天井
これを、一ミリの狂いもなく
広々と見えるように仕上げた
一人木工部に言わせると
凄過ぎで頭おかしいと言う
属さない居酒屋の時代逆行の景色を
見て感じてほしい
さぁ、頑張ろう