吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

Sitting Piss

諸々の細き仕事で多忙
男として
あたりまえの事をぐだぐだと
説明する事に、嫌悪感が走る
居酒屋家業は、そういう事も
しなくてはならないからストレスになる
昔のように、胸ぐら掴んで
馬鹿か?おまえは?と言い放つと
色んな場面で、批判の応酬となる
恐ろしい情報化の世の中だ

昭和が良かったな
好きで居酒屋などやるはずがない
自分で、毎日呑んでたほうが良い
誰しも、仕事というものはそういうもので
好きでやるなら金は取らない

一日、店の木工細工とメニュー作り
最近は何処へ行っても
ビニールのようなメニューで
オレなんぞはアルコールでシュシュされていても
なんだか気持ちが悪い

考え抜いて、厚い紙にした
デザイン以外は全て自分で作った
とにかく、触り心地に徹底して
あ〜でもないこ〜でもないと
考え抜いた
今日、ようやくできて
娘に触らせたら、気持ちがいい〜っと
喜んでくれた
この触り心地は、自分でも褒める

もうすぐだ
七夕の日に店を開けることにした
その前に、脳と身体を少し休める
そうじゃなきゃ働くアイデアは浮かばない
明日は、一日中大工仕事
完全に景色は、もう見えている
性格的に、開店と同時に飽きるだろうな
すぐに手放したくなるから
所有欲皆無の遊牧民でありたい