吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

いつもの道とは違う道

深夜、電車で山梨に到着
眠くてあやうく長野まで行きそうだった
駅に着いたら、家族が車で迎えに来てくれた
おりた途端、田舎の空気を吸って
ほっ〜っとする

お疲れさまどうだった?と皆が聞くので
都会は、仕事をする場所で
人が住む場所じゃないよ、、
とぽつりと言ってマスクをはずす
コンビニエンスで家族にアイスクリーム
オレは缶ビールとごぼうサラダを買う
深夜、家族それぞれの話を聞く
今日から夏休みで宿題と闘っていると
中学生の娘が言う
受験生は、かしこい高校を目指していて
勝つには、少し点数が足りず
夏期講習に行くか考えているという
塾へ行って受験に勝つのは嫌だそうだ

自分で徹底的に考え、自分で決めなさい
と、オレはいつものことを言う
子供の成長に
いちいち男親は口を出さない事
自分で成長しようとする道を
親が耕してはいけない
勝手に生き放題
それぞれに自立した家族
大きな人生の景色を描くこと
世界に通じる
あたりまえの家族形成

朝から草刈り
草刈正雄に変身して
刈る刈る刈るのカルーセル麻紀
生まれ変わったらオカマも面白い
モロッコで、徹底的に性転換をして
ものすごいオカマになる
なで肩にもしなくちゃならないし
歩き方もだし
それはそれでたいへんだ

家のベテラン保育士は
自然保育を研究している
いつも面白い保育のアイデアを出すので
子供も信頼してくれているそうだ
山で手に入れた木で
子ども達が、木製ペンダントを作るそうだ
それは面白いと
畑仕事の後に汗だくでカットして
穴も開けてあげた
なんの木だろうな?嗅いでみたけれど
わからなかった
子供が、喜んでくれたら嬉しい

子のいる親は、自然の豊富な場所で
子育てをしたほうが、子供の脳の成長に繋がる
なんでも便利に与えていると
大人になってから、面白い生き方や
生きるアイデアが芽生えない
平べったいカタログの中のような
似たような建売の様な暮らししかできなくなる
アスファルトの上よりも
野山を駆け抜け、走る方が良い

畑を耕すとまだ芋が掘れた
明日、店に持参する
今日の夜は
久しぶりに家族と定食居酒屋へ行って
オレは、酒を呑みながら
うなぎでもやっつけてやろうと思う

昨日は、フライパンを振って
今日は、土を掘りまくり
草刈正雄でカルーセル麻紀だった
人生は、面白おかしく
ダイナミクスと振れ幅
小さな日々を楽しむためにある
その為にも健康と睡眠が大切
そして、リスクも必要
いつもの道とは違う、おかしな道を
いつも探して歩いていたいものだ