吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

それぞれの景色

早朝、果樹の家に帰宅
35℃
しかし、確実に東京のほうが暑いぞ
たぶん空気だろう
吸いにくい空気と吸いやすい空気
確実に感じるぞ

シャワーを浴びながらブドウ畑の発育状況を確認
まだまだ桃もあるぞなと観察
無印で綿の下着を買い揃えたが
洗濯したら生地が伸びてユルユル
だめだこりゃあと徳島のマルフクに発注
素晴らしいクレープの肌着
下着は良いものを着るべし
涼しい肌着、しっかり作られた日本製に限る

夕刻、少し風が吹き涼しくなり
久々に家の周りを歩く
眼の前の蟻が獲物を担いで急いで逃げる
遠くの富士の山も暑そうだ

家の者は、それぞれに忙しいようだ
娘はソファーで気持ちよさそうに昼寝をしていた
オレの冬用の厚手のちゃんちゃんこを
抱きしめながら寝ていた
バカだなぁと通り過ぎる

夕刻、働く家人が帰宅
保育の勉強がてら
銀座へこどもかいぎという映画を見に行って
茂木健一郎氏の舞台挨拶を見てきたと言う
対話の重要性の話で面白いそうだ

何処でランチを食べていいかわからず
凄すぎる伊勢丹デパ地下でパンを買って
歩行者天国のテーブルで食べながら
人を観察していたそうだ
それぞれの家族の景色

高速道路を走りながら
ずっと車の中で流していた音
Jake Xerxes Fussell
ず〜っと景色が続くような
そういう音楽が好きなのだ
いろんな景色が脳裏に浮かんでくる
言葉に表せないような
なんとも言えない景色
な〜んにも無い
誠実な精神性に焦がれている
明日も暑いだろうな