吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

ちいさな生活

ようやくエアコンも要らず寝れそうだ
外風が部屋に入るようにってきたなと
少しは楽だなと、思って起きたら
扇風機をつけっぱなしで寝ていた
リクライニング椅子に座り酒を飲めば
電気をつけっぱなしで椅子で寝るし
情けない男だキチンとしなくてはいけない

トイレットペーパーの取り出し口の
ビニールがくしゃくしゃっとなって
実に鬱陶しい
ピタッと直線に切ってやったら
じつにスッキリした
これで取り出し放題である

窓の外に、世間を騒がしている
賄賂の会社が見える
人間は、爺になっても欲の塊
どんだけ金があろうが
人は、どんだけでも欲が出る
段々と、権力に取り憑かれた様な
生き方になる
欲と金は程々にせいと
殴られなければ気づかない

どんな人でも
少しできれば欲が出る
もう少し、もう少しと欲が出る
金ができれば便利に向かい
物欲も所有欲もどんどん増えてきて
古いものを新しきものに置き換える
そうこう生きているうちに
どんどん自分はできると思い
果ては、何でもできると思ってしまう
最後には、権力さえも欲しくなる

人間の身の程知らず
始めに戻れということ
腹が減ったなと我が身の腹の状況を
感じている方がマシである

オレの小さな欲は
毎月毎月の宝くじが
死ぬまで全部当たり続けること
金で全てを手に入れて
地球ごと買ってしまおう
そして何処かに
腹黒い地球人間を捨ててしまって
自分も消えて無くなれば幸せだろう
無印の小さな生活である

魂の音響のダニアルラノア
新譜が9月に出ると言う
楽しみだ
今回は、ピアノが全編らしい
レコードプレーヤーで聴きたいけれども
道具が増えるのも鬱陶しい
デジタルも電化製品も
いつか全て消えて無くなる