吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

汗だく坊主放浪記

朝四時
柿の実がボトンボトンと落ちる音で目覚める
秋の音の始まりだ
明るくなるのを待って散歩へ出る
誰一人いない山の道を歩く
一時間ほど歩いて5キロだった
いい汗を流す

寺の入り口に、言葉が書いてある

“要求を先に出して
こうして欲しいと思うことばかり
まずは、自分の誠意を尽くすべき
実行がおろそかになります
慎むべきです”

お地蔵さんの上に
黄色い華が咲く

シャワーを浴びて
材木を片付けて飯を作る
ゴーヤー天国
一人わしゃわしゃと喰う

どうにもデジカメはイライラする
電源を入れるといきなり広角になる
望遠も広角も要らない
欲しいのは50mmと
マクロレンズだけでいいのに
鬱陶しいよデジカメは
何でも広く明るく見せようとしても
目の前の本質は映らない
シンプルに、軽くて簡単でいいのだ
カメラなんぞは、、
そういうのを探そう

スピーカーのエンクロージャーは
塗装するべきだと言うので
まずはシーラーを塗って乾かして
その上にウレタンニスを塗った
湿度も吸収しないそうで
音質が随分変わるという
いやはや塗装は難しい
汗だくで作業した
今日は、一日いい運動になった
これで腹ボテムキムキマンだな

音に重厚な締まりが出た
Bachが目の前で弾いているようだった
小屋前にテーブルを移動して
テーブルも作り治した
ちょうどいい大きさになったので
幌布を吊って完璧だ
オレの酒場の完成だ
今日は夕焼けを浴びながら
此処で呑もう
罰は当たらないだろう

山の向こうのアフリカ
描きながらビールを呑む
乾杯

なんだかどっかの酒場番組みたいだな
だせ〜な、、