吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

9月の終わりに

作家の佐野眞一さんが亡くなったと
新聞に書いてあった
寂しい気分になった
怒涛のように押し寄せる
海の大波の様な文章が好きだった
徹底的にしつこく取材する姿
盗作云々で批判されたけれども
それでも好きだった
誰しも何かの影響は受けている
盗作だろうがなんだろうが
良いものは良い
現代社会の表現者に
完全オリジナルなんて無いと思っている
もう作品を読めないのか、、
オレの親父と同年で亡くなった
死因も同じだったのでじつに寂しい
東電OLや宮本常一に関する作品は
腰が抜けそうなくらい調べ尽くしていて
素晴らしかった
少なくとも自分の人生にまで
影響を与えた作家だった
ありがとう
と、言い残し
とんかつ屋へ出向く
勝つためのトンカツ