吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

日々に曇り空

駐車場へ車を止めて空を見ると
福生の軍用機が飛んでいて
薄く夕焼けが見えたので
東京の明日は晴れるだろうなと思う
部屋の片付けをしてアキシマーノ居酒屋へ
カウンターで静かに一人呑む
ボトルキープの礼文島の昆布焼酎
オン・ザ・ロックでしみじみと呑む
来年は礼文島へも軽バンを船に載せ
旅に行くからキッチリと呑んでおくべし

となりの男が大将に
さかなのうんちくを話している
自分の経験や何処ぞの魚が美味いと
知識を全部話している

大将はやんわりと聞いていた
声がでかくて大将を褒め過ぎで
何かを話す度に
毎回チラッとオレを見る

ああこのパターン
眼が合うと話を合わせるように
話しかけてくるだろな
と、思ったので
一切眼を合わせずに
オレに1ミリでも近寄るなの無視

うっとうしいのだこういう男は
若い頃なら
歳上だろうがなんだろうが
”うるさい静かに呑め”と一喝していただろう

いい歳こいたおっさんは
チラチラ周りを見ずギラギラせず
場に合わせて
一時の空間に同化するように
何も要求せずに呑むべきだ

自分自身いい歳こいたおっさんだ
酒の場では
気をつけなければならない
何度失敗したことか、、
思い出すだけで情けない
データを消してしまいことが
山ほどあるぞな

日が昇る前に目が覚めて
冬のシャツを全部洗濯する
なかなか晴れてこない空を見て
曇りかなぁとぼんやりと思いながら
鉄瓶で湯を沸かし
保温ポットに煎茶パックを4つ入れて湯を注ぐ

柔らかくて美味いのだ
水曜だけども市場がやっているので
軽トラで向かい魚を買って
久しぶりに朝のファミレス
ヨーグルトとコーヒー

窓越しに見える東京の空はず〜っと曇り空
洗濯物乾かないなぁとぼんやり

家に戻って
しめ鯖を仕込んで
また煎茶を呑みながら本を読む

今日は、歩いて電車通勤だな
帰りに呑めるしな