吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

泥亀粋酔部の巻

仕事終わりで海風若手の皆で酒を呑む
念の為、車中泊の準備をしておいた
各自つまみを持ち込んで朝方まで呑んだ

自分の若手の頃は
死んだような眼で
何事にも斜に構えて生きていたが
今の子は素直で楽しそうな眼をしている
家庭環境や色々とあるとは思うが
時代は変わったと痛感する

ロナの影響から
人生の大切な経験をする時期に
閉じ込められるような
生活感に変わってしまい
どう考えているのか聞きたかったし
この国には希望は無く
生きづらさが多分に出てくると思うので
応援してあげたい心持ちだ

とにかく歳も様々な人間同士が
互いに対等に話すことが
今の若手には大切な時間だと思う

皆で笑い合いながら
楽しい酒の席だった
冬は、鍋でも囲いながら
店をやめた若手も誘い
皆で呑める席を作ろうと思っている

若い世代を励ますのは
愛情だと思っている
無償の愛を繋げていくのだ

へべれけのおっさんは
都会の車中泊へ向かい
泥のように眠った
夏の車中泊は無理だが
荷室高がもうすこしあれば
これなら、なんとかいけそうだ
軽バンがやってきたら
小さなベッドを作って
地方へ旅をしよう

二日酔いで家に戻り
風呂に入り洗濯をして干す
久しぶりの晴れた外を眺めて
炭酸を呑んで一休みして
田舎へ戻る

娘たちは明日から中間試験らしく
部屋のドアも閉めて
入ってくるなよと猛勉強中
邪魔にならぬように
すり足で移動して静かにしている

夜は妻が女子会だそうで
それぞれに猛烈な夜である

最近お気に入りのマキシン・サリバン
80年前の魅力的な歌声
車の中でも何処ででも
いつも惚れ惚れして聞いている
邪魔にならないように
二日酔いの上にかぶせるように
男は、今日も呑まなければならない
オレはオレで猛烈なのだ

昨日の若手が自宅から持ってきてくれた
泡盛どなんが美味かった
瓶を見たら60度だった
そりゃ酔うわな、、