心身ともに疲れ果て
早めに寝れたけれども
悪い夢ばかり見てけつかるので
もううんざりだと起きるバカ男
湯を沸かして煎茶をのんで
娘の新品の制服の美しさを褒めて
朝の庭に出て光を浴びてみる
何も知らぬように
イモは元気に生きていて
可愛らしい黄色のたんぽぽが咲いていて
裏の庭ではぶどうの樹と散水ホース
彼女はいつも前向きで
どんなことでもやりこなす
日々をもて遊ぶように生きて
心の弱い男を抱きしめては
心をさらけ出し
愛を励まし笑っては
夢も見ないで朝を迎える
羨ましい羨ましいと
男はいつも呟いている
ここ一週間は
The Deep Dark Woodsを聞いている
深い闇の森
このバンドを聞いていると
自分の事のように思えてきて
涙が出そうになって
映像に映る彼を見ていると
他人とは思えない
何をしてもうまくいかず
心をぶつける場所もなく
悪になる勇気もなく
ふてくされていた
蒼く若い頃を思い出す
何をしても要領悪く
失態バレれば
親父に殴られ
涙も出ずに天井を眺めている
希望の光はあるのかなぁ
と、いつもうなだれている
日々は過ぎていくよ
気にすることはないさ
上手くはいかないだろうけど
駄目なら駄目でいいのだ
少し先へ行けばいい、、
と、今じゃ
言い聞かせてあげられるのに