吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

読めない男

近頃は電気代も高うなってきておるので
東京生活では節約のためにも
ソーラー的な物を用いている
これはスグレモノ
ベランダに板みたいなものを
半日置いておくだけで充電でける
机の隅に置きもって電源を刺しまくる
それでもなかなか充電者が無くならない
こっちとしては、洗濯ついでに
天気もいいので板を太陽に当てて
日光浴ごとくあててやりたいのに
なかなか充電者が無くならない
賢い人は、こんな物を作れるんだなぁと
感心している
たぶん、この性格だと
充電レベル数値の減り具合が気になってきて
気にしだすことだろう
1つのストレスが増えたわけだ
めでたしめでたし

賢く可愛い人と昼酒を呑みに行った
その居酒屋には、魚漢字が貼ってあり
じ〜っと眺めていたが
全然読めない漢字ばかりだ
賢い人は全然読めるのだろうなぁと
思いながら酒を呑んでいた
酒を呑んでも全然読めなかった
たぶん
小さい頃からの勉強の質というものが
賢い人は、違うんだろうなと思いながら
あっ!イトウは漢字が得意だったと
思い出したら腹立ってきて
酒を呑むが、呑んでも呑んでも
やっぱり読めない
情けない昼酒だった

家の一人セレブの長女は
県立の進学校に通いだして
自分が、週に一度家に帰るたびに
表情が賢い派閥の顔に変わってきている
オレを見る目が
刑事みたいになってきていて
”おい、全部吐いてみろ”
という感じなのだ

オレは、悪いことはしていないのに
最近どうにもこうにも
ついつい眼をそらしてしまう

賢い女というものは
真実を確かめる様に男の眼を見る
そうなってくると
嘘はついていなくても
男は、逃げ場がなくなるわけで
あたふたとしてしまい
余計なことまで話し出す
見抜かれれば見抜かれるほど
眼をそらしてしまうのが
この様に
情けない男の図になるわけだ

はて?
眼をそらしすぎると
オレの眼はどうなっちゃうんだろう?
眼の位置が逆になるだろうし
いつも眼が飛んでしまって
なんか、ややこしくなりそうだな、、
と、くだらないことばかり考えるし
無駄なことばかりするわけだ

夕刻になると、、
いつも遠くを眺めながら
今日は、何を呑もうかなぁなんて
夢見気分でぼ〜っとしているから
ぱっとしないんだろうなぁ、、
などと、男はグダグダ思うのだ

でも、まっいいか
しょうがないしょうがない
諦めは早いほうが良い

音楽聞いて酒を呑もう
起きたら明日だ