吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

funeral

あんたみたいなややこしい男は
そろそろ生前整理みたいなことをやりなさいと言われ
110歳まで生きるのに
まだまだ若手の身で早いだろう
今朝もラジオ体操やってるしと思っている

色々と色事如くに事や
要らぬ所有物も増え散らかして
家の相続やらなんやらと
こんな男でも中学1年生の
持ち物検査みたいな事もありきと思い
貴様なども、どうせ死ぬのだからな
子供四人もいるのだし
女性問題なんやらも、、
あっ、それは脇に置いといて、、と
くだらぬ貴様の下手糞自筆で
遺書くらい書いておけ
ということになってきた

男らしく簡単にシンプルに
格好良く水切りの如く
しゃしゃっと、ささ〜っ、、と
人生を生き切るべきなのだが
その反面、物と事が合わさると
じつに面倒くさいものでもある

けれど、面倒くさくてもそれが
ややこし我の人生なのだから
楽しまなくてはならない
そう、楽しまなくてはならない
二回言うたった

いよいよ人生後半の夢
我道、一人の道へ突き進めそうだ
今だよ君、、もう若手ではないのだぞ
身体が動けるのは今しかないのだぞと
言うておる
もうひとりの自分がいるのだ

田舎暮しでわかったことは
都会暮らしに比べ
格段と己の世界へ突入できるのだ
シンプルだからだろう
心の過疎化は素晴らしい
家族には、もうええやろ
オレは次のステージに向かうのだ
たま〜に顔を見れればそれで良しだ

現代の朽ち落ちたような日本社会の中では
家族といえども
共に暮らす必要性は無い
自立の道を歩み
依存せずに自立を共有すればよろしい
何歳になっても
身体が腐り果ててでも
死ぬるまでも自立の道
所有物は家族にあげて
来年は、ゼロからの古家に住み
やりたいことだけを
難しく考えず、雑に簡単にやる生活
“守りに入るな”
これを目指して頑張ろう

坂本龍一が、己の葬儀の曲までも
自分で33曲のプレイリストを作って流したそうだ
それを、全曲調べて
2時間44分を通しで二回聞いてみた

さすが、センスの良い曲ばかりで
古典クラッシック音楽から現代実験音楽
音楽知識のある方は違うなぁと、、
気持ちよく聞かせてもらった

32曲目にやっと唄のある楽曲だった
本人がピアノで参加している美しいアルバムだ
それぞれに美しい
家の家具の様な空気の音楽
少しだけ
生きるヒントになったのだ