吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

伊能ちゃんを笑わす

積雪の一日
明日処分の車のタイヤを取りに行く
デーラーの若手が
見積もりができました!と車を売り込む
オウ!オレの思う値段なら買うし
それよりも1円高いなら買わんよ
と、笑いながら話す

元営業のプロとして
今の若手の、頑張る営業を見てみたい
何事も、必死の男が好きだ
ジタバタしているのが良い

今の若者は、真面目だ
とにかく真面目すぎる
ダメな自分の部分や
心の奥底を曝け出さない
生き方下手だなぁと思う
新規のい〜女も口説けないし
残念な男に成り下がるぜ?

つまらぬ人生と
自分と趣味も似た様な
女に支配されるぞ?
磨けよ男!と、呟く
今の時代に生まれたならば
オカマに成り果てた人生の方が
面白いだろうな
オレの息子二人が、
オカマで生きてくっ!
と言ったら、、
大したもんだ!!
それこそ男だ!人生を楽しめ!
と、絶賛するだろう

見積提示、商売の駆け引き
今の世の中じゃ、
人の魅力で物を売る技術は無い
鉛筆一本でもね、
“あんただから買うんだよ”と
言われなきゃ営業のプロじゃない
なんだってそうだ
仕事と言われること全て
居酒屋だってそうだと思う
人として
己の魅力を磨く事

オレが、もう少し若くて
彼の上司なら?
愛の溢れる上司でいるだろう
心配するなオレに任せろ
一歩自分を超えて!飛び出す青春!
少しの勇気さえあればいいんだぞ
金玉あるんだろ?なっ!と、
パシッと叩いて、フルパワハラ
人事が文句言ってきたら?
給湯室で殴って
オレは、会社に嘘つきまくって
オマエも一緒に辞めさすからなっ?と、脅すだろう
今の時代、こんな男は
時代を理由に嫌われるのがオチだろうが
まぁ、糞社会だ
この国には
未来と進歩が無い
見事な、見せかけのインポテンツ
カタログの中にある人生だ

営業のプロは、説明せずに導く
弱点、勝点、笑点
どんどんと自分に引き込む
最後には?笑いが勝つ
結局は、オレの思惑通り
どんどん値引きの術

オレの提案に導く
会社組織
今ある在庫を早く売らなきゃ意味ないだろ?
上司に言って、本部と交渉すればいい
若手は、決断したらしく
しばし、時間をくださいっ!
と消えて本部と交渉へ、、

大丈夫ですっ!と笑顔で戻る
なっ?
野菜を売るように売ればいいし
買えばいい
たかだか動く車だぜ?鉄の塊だ
あとは任せた、じゃあな
胡散臭いお見送りなんてするなよ
と、手を振り帰る

家に戻る
20センチほどの積雪
たいしたことないな、、

水の通る空間
空気が動く空間
雪は積もらず口を開ける
人も同じだな、
静かに哲学を学ぶ

録画のドキュメンタリー地獄
江戸時代の”伊能忠敬”を見る
伊能ちゃんは、赤貧で育ち
14歳で、親戚の商屋の養子となり
そこの娘と結婚し後を継ぐ
養子先の商売で成功し大金持ち!
なんかなぁ、、なんかなぁ、、
なんか面白い事ないかなぁと
思考を巡らせる日々

あっ!世界の経度を知りたいっ!と
仕事を全部息子に任せて
55歳で測量士に弟子入りっ!
59歳で、弟子から独立して
親戚のヒマな若手6人呼んで
日本測量の旅に出るから一緒に来いっ!
と誘い若手6人と
日本中を測りまくりの旅路へ、、
ぜ〜んぶ自己資金

日本地図を作り
それが、政府に認められて
世界の経度に向かい
なかなか精度の高い
世界地図を手描きで作った
すごいぞな、伊能忠敬!!

伊能ちゃん!
とりあえず雪掻きで手コキっ!
ウケた?伊能ちゃん?