吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

三粒の夢

アイス珈琲の飲み過ぎで
腹を下しているので正露丸を三粒飲む
大人は三粒、子供は二粒
腰は良い方向にむかっている
先日は、設計の女性がやってきて
全ての測量を終えた
これからCADで図を作るそうだ
ほんなわけで
いよいよ大工事が始まろうとしている
その前にやっておくことが多すぎるから
正露丸三粒の力で、腹を復活させないとね

はて、二日間家詰め事務仕事
いいや、作家の館詰がいい
それも山の上ホテルがいい
とは言っても
もう閉館したとのこと
あ〜おしかったなぁ〜っと
バカが言うておる

峡南の森に
ウグイスが住んでいて
毎朝美しい声で鳴く
自慢するかの様に鳴くもので
聞き惚れてしまう
そういう場所で事務仕事をしたい

日々事務仕事の方は
慣れておられるだろうが
月に一度の事務仕事は
慣れない
さぁ始めるかと気合を入れても
あれ?何からだっけ?
と、忘れてしもうている

けれども、
私にとっての事務仕事は
普段使わぬバカ脳を
引き摺り出すかの様に
必死で踠きながら
重低音のごとく
ジリジリと動き出すので
出足が遅いのだ
しかしだ、
いつも思うが
全く違う景色、慣れない日々を描く
という作業

じつに愚かな日々の生活から
フレシキブルの精神を
ブルブルっと呼び起こす
人生に於いて大切なことだな
と、実感している

ようやく明日で終わりそうなので
早起きして昼までに終わらせて
材木置き部屋の思案に入るのだ
職人さんが来たら
オレのヘタクソな木工作業は
恥ずかしくて
見せられたものじゃないから
チンタラしている場合じゃないのである

晩飯の冷凍枝豆
雑にテーブルにぶちまけて
凍結から解凍できるまで
ニュース見ながら
焼酎を呑むことにする
最近、一人でいると
面倒くさいので夜は飯を喰わない
枝豆と焼酎だけだ

質素でいい
なけりゃないで
生きるということは
いいものだ
失ったものを思い出す様に
詩を読んで寝る

起きたら日の出だ