吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

何処へ行くのやら生き悶えて行く

秋の匂いがしてきたなと思っていると
この暑さで唸っている
秋刀魚も出始めたけれど
庶民が買える値段じゃない
以前は、1尾98円で買えた
八王子の市場へ行くと
20尾入りの1ケース1000円で買えた
漁師は、イワシも秋刀魚も捨てるほど取れたし
配合して豚の餌に使った

この温暖化
日本では魚が取れず
魚もどんどん冷たい海水を探し
北へ北へ向かうわけで
戦争中のロシアでは豊富に取れているだろう
それにしてもニュースでは
代表選の嘘八百の公約だらけで
一年で結果を出すとかアホかお前は?と
騙されている国民もだらしなく
いまだにジミンを推する人もいる
どこまで本質を見ない国民性なんだろうと
情けないかぎり

永井荷風の戦中日記をめくれば
反体制庶民苦しめ軍部批判の日々が書き記されていて
あぁ、今と変わらぬなぁと思い
そう見ればだなぁ
日本の国民精神性は何も変わっていなく
全体景色うだうだの政党に従い推し
まだマシだよ、まだマシだと
高額な税金を搾取されても
うすら自由を感じる資本主義の奴隷と
成り果てている

それにしても今の政治家
どいつもこいつも顔が悪い
男は顔に出るもので
不細工だろうが男前であろうが
生き様というものはそれぞれに
皮膚の皴に刻み込まれた苦い男の顔になる
プラチック人形のような顔の知事も
親父のコピーみたいな馬鹿息子も
日本人は顔を失ってしまったなと思う

大正生まれの優しいお爺ちゃんを思い出す
お爺ちゃんの眼の奥には、残酷な怖さがあった
遊びに行くと、お爺ちゃんは
引き出しから飴を一つ出してくれて
二人で舐めてニコニコと話をしたものだ
戦争の話になると
お爺ちゃんは顔が変わり無口になった
小さいながらも、入ってはいけない領域があり
なんとも言えない男の怖さを感じていた
はて、あの世から見る者は?
この世は地獄の姿なりと思うだろう
高度成長期の成れの果てで暮らしている
希望のない浪費の国にいるということだ

人間ドッグ数値は合格
身長は18歳の頃よりも確実に1cm低くなっていて
最後の問診では肝臓と胆嚢の画像を見ながら話を聞く
肝臓が弱ると、
うっすらと雲の様に脂肪肝が出てくるそうだ
オレの肝臓は、治療するまでもないが
胆嚢とは色が違っている
内蔵は、どんどん老化するものだから
有酸素運動が一番と言われる
毎年同じメニューの美味しい昼食を食べて帰り
東京へ向かい店に看板を取り付けて
夜は、タレのセレブと居酒屋へ行き
延々と説教されてグダグダと酒を呑みすぎる
セレブ曰く
好きな事しかしていないから
早々にボケて認知症になるから嫌なこともしろと言いなさる
それは無理だなと言うと
体が動けるうちに店に出なさい
店に出てイトウちゃんのストレス発散相手に
なってあげなさいと言う

金を稼げば銭を払わせられる
税税税で消費税を払わされ
浪費家の嫁の様な国の税金搾取
こんな糞国で働く気はない
あ〜う〜あ〜う〜と困った顔で
聞いてるフリして呆けながら惚け
酒呑む人のそれぞれを観察しながら
酩酊まで酒を呑んでいた
どこまでドMなんだろう?
と自分を見ながら
100円チューハイをおかわりする