吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

二日酔いと羞恥心

全米選挙はトランプに決まるだろう
イスラエル寄りのバイデンに国民は嫌気をさしている
パキスタン人に対する攻撃と物価高に
アメリカ国民は、いい加減にしてくれと思っている
トランプは、今度は本気でやるだろう
自分の国は自分で守れ
アメリカに、そんな余裕はないと
圧力をかけるだろうし
世界は、トランプで変わるだろう

東京車泊
昔のバンド仲間達
皆で、あそこの風(海風)に行くので
山梨から来てほしいと店に連絡入る
忙しいから無理だと断る
奴らは昔からじつにしつこい
イトウから電話番号を聞き出し電話をかけてきた
何度も誘われ、根負けして車で向かう
奴らは、開店五時なのに四時前に来ていた
互いに死ぬ気で曲を描き衝突の繰り返し
喧嘩ばかりしていた古い仲間
会った瞬間に、皆抱き合って喜んだ

同窓会など行ったこともないし
皆で思い出に浸るのは好きじゃない
けれど、呑んで話していると
思い出は素晴らしかった

支払い会計を見て
どんだけ呑むんだとビビった
若い頃の思い出の数々を暴露され
オレはなんという恥ずかしい男だと
改めて気づかされる
それにしても皆の記憶力はすごい
オレはすべて忘れていたぞ
というか、今でも忘れたいことだらけ

オレは、20代前半にドラムの男とインドへ旅して
数々の過ちを曝け出したようだ
ここには書けない事ばかり
ドラムの男は、ビートルズのインドシリーズに惚れ込み
原点を探したいとシタールを買ったのを思い出した

オレはリキシャの運転手が、やたらに遠回りして
騙して金を稼ごうとすることにキレたそうで
日本語で、”どこに行くんだ!止めろ!
行き先が違うぞ!貴様!金払わないからな!と
暴言を吐きまくって
運転手はオレの日本語の怒りに気がついて
平謝りで許してくれと謝っていたそうで
横で腹を抱えて笑っていたと言う
聞くほどに、全く記憶がないし
オレの人生は、一体どれだけの痴態を晒して
生きてきたのだろう
めまいがしてきた

二日酔いと共に、峡南へ戻る
気分を変えて部屋を彩ることにした
男の一人暮らしには
優しく美しい柔らかな景色が必要だ
森から良い風が吹いている

亡き父の写真も飾る
お父さん
おなじようにダメな男となりました