吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

コトンの唄

Tokyo 2Days
海風バイト2発、車泊2発
いやいや、東京寒い
昨日の車泊、朝4時の車内温度は2℃
寒さとの闘いのような朝を迎えた
いやはや、やばいな
車内の寒波対策をしないと、まじやばい

てか、還暦を迎え、
何をしとるんだオレは?
若手か?貴様は、、
ホテルに泊まれ!と思うけれども
どうにも人が寝たベッドは気持ちが悪いし
金がもったいないから頑張ろうと思う
店の近くに泊めてくれるような、タレがいたらなぁ、、
でも、まぁめんどくさいなぁとか、
寒さに耐えながら寝袋で震えておりまひた

朝は、店へ走り
歯を磨いて煎茶をすすり
自分の朝ご飯の支度です
ちゃんと作ります
何が何処にあるのかわからないので
昨日、イトウちゃんに味噌やら
出してもらっていたので助かった
上等な鮭と春菊の味噌汁を作る
美味いなぁ美味いなぁと完食
来週は珈琲粉を持ってこよう

たまに店の全体を眺めていると
ここはこうしたほうがいいとか
どんどん出てくるので
イトウちゃんに申告するも
ぜ〜んぶ受け入れられず却下された
あ〜そうですかとあきらめる

オレの仕入れてきたドライフラワー
まだまだ美しく輝いていた
綺麗だなぁと眺めていた
八ヶ岳に行ってまた仕入れて
自分の家に飾ろうと思う

イトウと話す
花瓶に飾られた花
ずいぶん前から、枯しているお店あるでしよ
あれだめだね、ひくね、、
その人の生き様の雑さ、
家の景色、性格、すべてわかる
見えぬ場所の掃除もしない

いつも綺麗にしていると
お客さんも心地よい
バカは来なくていい
わかっている人だけ来ればいい
何の表現もアピールもしない
全てはそこから、永遠に続く
自分の何かに誠実に生きるのみ
2時間半かけて峡南の家へ戻る
栗のテーブルが乾いていたから
檜の脚を作るのも疲れて面倒なので
鉄脚で支えることにした
栗の木の深い艶
想像通りに完璧だった

さぁ、呑もう
テーブルとふたりで乾杯だ
焼酎グラスが、やわらかな無垢板に
コトンとあたると、音が天井に反射する
どんな音楽よりも美しい
生きててよかった