
車泊の聖地みたいな道の駅
全国に道の駅がある
東京には、八王子に一つある
気になるので行ってみることにした
昼過ぎに飛ぶ
店に寄り、野菜を届け八王子に向かう
道の駅には、野菜売り場や色々あるが
八王子の野菜売り場は、見事なものだった
駐車場には、
キャンピングカーを含め
全国から旅に来ている様な車多数
皆、駐車場に車を停めて車泊
身軽に、次の移動先へ行くわけだ
トイレに近い場所を確保し車を停めた
トイレは清潔だった
夕刻、
近くのバス停から八王子駅へ向かう
皆の乗り方を観察
皆、ピッピッとスマホをあてていた
よくわからないので出て来た整理券を取る
なるほど、スイカカードで乗れるのか?
駅に着いて、運転手に整理券を見せたら
なんだ?ピッとやってないのか?
てな、形相だ
ちょっと待ってねと回数券打ち込まれ
はい、ピっとやってで
あたふたしていると
後ろに人の列が並んでいて
追われる様に降りる
慣れたくないね、こういう世の中に
焼き鳥屋へ行くと
気の利かない従業員
さりげなく皿を下げてくれと思う
隣の男は携帯を充電しながら呑んでいて
どさっと携帯置いては飲み食いして
チラチラこちらを睨んでまた携帯
完全無視でチューハイ呑み呑み
もう、昔のオレじゃないんだよ
バカを見てもイラっともしないんだ
ほっといてくれたまえ
今日は、涼しいから寝れそうだな
帰りのバス乗り場は、チェックしたし
もう、ピッと乗車もできるだろう
などと、子供の様に帰り道を心配していた
バイトのねぇちゃんに会計言うと
7500円ですと言われ
うそっ!とびっくりすると
あっ、ごめんなさい間違えましたと
もう、グダグダの店であった

バスに乗って道の駅に着いたら
ものすごい数の車で満車を超えて
あらゆるところに車を停めていた
元ヒッピー風な老人多々
全国を廻っているのだろうか?
狭い車の中には、古物がたくさん置いてあり
いやぁ、凄いなぁ
黒帯キャンパーだなぁと見ていた
狭い中でも落ち着くのだろう
オレなんか、
布団と風呂セットがあればいいし
銭湯行って風呂入って
大衆居酒屋で酒呑んで食って
歯を磨いて寝れればいいけどなぁ
それぞれに思いがあるのだろう
トイレ前では、
黒帯老人キャンパーたちが
歯を磨いて寝る準備をしていた
道の駅観察
なかなか使えそうな場所だった
皆、物価高と不景気で
日々の生き方を見つめ直して
無駄な金は使わず
自分の人生を楽しんでいるのだろう
遠い家に戻ってきても
ずっと雨だった
雨の日は、小さなスピーカー
アレックス・チルトン