
夏の高校野球
小さい頃から野球少年だったので
毎年楽しみにしている
毎年、球場に出向き予選を見る
山梨には、部員数が足りない3校の合同チームがある
私は、少数派なので
決して表舞台には出れないけれども
陽を浴びない様な、表現者が好きで
たまらなく応援したくなる
ことしも、このチームを富士北麓公園野球場まで
山を越え峠を越えて応援しに行った
山梨農林高校・塩山高校・上野原高校
この3チームの”パワフル機動戦士合体レンジャー”
と言いたいけれど、毎年1回戦で敗退する
そりゃそうだ、離れすぎているので練習量も少ない
けれども彼らは野球が大好きなのだ
ユニフォームもバラバラだけれど
それでいい
相手チームに初回に10点入れられて
16点で5回コールド負け
今年は、ちょっと元気がなかった
オレに監督やらせてほしい
オレがバリカンで全員坊主狩りにして
泥だらけの熱い熱い野球合宿をやる
飯も全部オレが作って腹一杯食わせて
笑いと涙の野球を見せてやる

そして、富士河口湖から甲府へ移動
今日は、えらいことなのだ
強行遠足真夜中100キロ歩きの
娘姉妹の伝統高が、
初戦で対戦することになった
母校の応援に燃えている生徒会の長女と
野球のルールも知らない次女の姉妹対決だ
すでに火花は散りまくりなので
ここは、中立の場所で
両校を応援するとすることにした
結果的に、震えるほど感動してしまった
観客は、あまりの素晴らしさで涙していた
11回延長ドローの最後のサヨナラで
次女の高校が5ー4で勝った
スコアを見ていると
エラーも同数、安打数も同数だった
あと数センチ間際のボールをレフトの子が
取れていたら?という壮絶な戦いだった
野球は、ある意味残酷なスポーツだけれど
魂のスポーツだ
見ていて、羨ましい景色だった
客席からは、感動の拍手が鳴り止まず
圧倒的に素晴らしい映画を見せられた様な気分で
皆、感動していた
こういう試合があるのだなぁと
娘二人に感動したよと伝えた
青春は素晴らしいね
帰り際に、次女が言っていた
男に生まれてたら絶対に野球をやってたなと、、
運動神経がいいのだから
今から女子野球をやれ、と言った
今度キャッチボールだな
嬉しいな



