昔々、
函館に家族とイトウちゃんと社員旅行へ行き
とある食堂へ入った
ぼんやりと覚えていたので
その話をイトウちゃんにしたら
イトウちゃんは、行程を覚えていて
あそこへ行ってあそこへ行ったと
すごい記憶力で思い出し
スマホの地図で調べてその店を探し出した
メモ魔のイトウちゃん
手帳を取り出し
2011年の11月21日だと言った
刑事か?おまえはと驚いた
その食堂で撮った幼い頃の長女の写真
私は、その写真がとても気に入っていて
見るたびになんとも言えない心持ちになる
いつまでたっても
自分の子供は、天使だなぁと思うのだ
今は、受験でしんどい時だけど
完璧なるクズの父親は、
何も語らなくていい
そっと見守っていてあげたい

話はさておき
店で仕事中に母親から電話があり
下の娘が熱を出したという
明日、どうしても仕事を休めないので
甲府にいるなら
朝の8時半病院に連れて行ってくれないか?と言う
いやいやまいったな〜ここは小金井だと思ったが
明日の朝早くはきついので
今日の夜中に行くと伝えて
布団があるなら
敷いておいてくれないかとたのんだ
くたくただった
天使の次女が苦しんでいるのだから
自分の事など、どうでもいいのだよ
おまえは、自分勝手なクズの父親なのだからな
と、運転しながら自分に言い聞かせ
中央道を飛ばして向かった
家に着いたら
冷蔵庫にビールがあったので
息を少し吐いて呑んだ
なんだか甘いビールだった
娘は、電気をつけっぱなしで寝ていたが
そっとしておいた
疲れたので寝るにしようと
布団を見たら
プーさんの絵柄だらけで
あのなぁ、、と呟いて寝た
朝起きたら娘は電気を消しており
医者へ連れて行ったら
あっさりとインフルエンザだった
娘は一人で大丈夫だと言うので
仕事があるのでまた東京へ戻った
どうだ?と電話すると
39度まで熱が上がったと咳き込んでいた
落ち着かず心配していたが、
電話向こうの声も少し変わり
薬が効いてきて37度になって
今、落ち着いてきたと言う
しばらくすると
だいぶ身体が楽になったよとメールが来て
母親も帰宅して
今日は、ありがとうとメールが来て
よかったよかったとほっとした
しかし、この男
コロナにもかからず風邪も引かず
インフルエンザにもかかっていない
身体が丈夫ではなく
世に見捨てられているような気がしてならない
