吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

熱く生きろ /  藤岡弘

ずっと雨、従わないオレは
自然には勝てない事をわかっていても
雲の隙間の一瞬の獲物を狙っているのだ
家の中で、のんびりと暮らす事ができない
生涯住む家など欲しくもないし必要ない
外に出て雲の流れを眺めている時が幸せだ

六ヶ月間、狭い小屋で寝ていたが
残念ながら、家の幅が20cm足りない
身長的にどうやら無理が祟ったようだ
窮屈にも慣れようとしたが
全身のあちこちが痛み出した
肩も膝も腰にも良くない
たぶん独房のほうが楽だろう
縦に寝れるから

女子部に、五十肩やらの体調のことを伝えた
身体が資本だから使っていいと座敷寝を得たわけだが、
座敷とはいえ、ちり埃等気になってしようがない
案の定、八畳間にはテーブルとテレビ以外
一切のモノが無く実にシンプルで素晴らしいわけだけど
布団を運び入れる前に、徹底的に掃除した
初日は、全ての畳を雑巾掛けして
壁も拭き、天井も拭いた
和室の窓はホースで洗い
シャッターも網戸も全部洗いまくり
玄関も水洗いして、自分の通り道は
全て雑巾掛けした
女子部が居ないうちにやらないと
頭おかしいと思われるので必死だった
何回布団を干すんだ?と思うくらい干すし
天気が良い日は、シーツもほぼ毎日洗ってしまう

最近気づいた
ここ数年、第三者から見たらじつに鬱陶しいし
理解できないだろうと思い
自分の中の神経質な部分とストイックを封印した

何でもかんでも自己納得するまでやりすぎる
んでもって性格がしつこい
70%の人間を見下している
イトウには、全部ばれているから
これは良くないなと思い
もういい自分に飽きた
これからは、雑に生きるのだと宣言していた
なんでも80%の力量でこなすこと
夢中にならず、飽きたら捨てる
そんな感じでやっているが
どうにも変だなと思い
とりあえずは、苦手な運動だと始めた

毎日、5キロ歩いて気がついてきた
もう、ストイックの封印を解放すればいい
几帳面で神経質でいいじゃないか、
自然体で生きるということは
自分に規制をかけることじゃないぞ
誰に何を思われようが
あるがままの100%でやればいい
なるほど、と思ったら楽になった
心に鬱を抱える人は、大体こんな感じだ
そんな甘いものじゃない
敵は自分だからしょうがない

座敷の8畳間で寝るようになり二日目
一日目は、9時間寝た
嬉しかった、よく寝れたと
身体が睡眠を欲していたのだ
今日は、5時間半寝た
五十肩も少し落ちつき、寝返りも打てた
でも、まだ痛い
あと一発、肩と腕に撃てばよくなる気がする
ど真ん中をめがけて撃って欲しい
決着をつけてくれ、そんな気分だ

深夜ずっと雨だったけど、朝に少し止んだ
布団を畳みながら窓の隙間から
どんよりとした空を見つめていた
光の隙間が見えたので
今だっ、と急いで着替えて山へ向かった

グラウンドは水浸しだったが
砂なのですぐに乾くと読んでいた
準備運動をして歩き出す
80過ぎのいつもの婆さんが歩いていた
さすがだな彼女は、本物の人だなと思った
日々のことだから身体を動かさないと
一日が、気持ちが悪いのだろう

水溜りを避けて歩いていると
いつものマラソンの人が来た
小笠原 渚74歳
彼の名前は、そういう感じで間違いない
いい身体つきをしている
この雨の隙間の光を信じて
彼らは今日も来たのだ
30%の本物の人間だと直感する
おそらく話すと、信用に値する人間だろう
自分勝手の直感的な想像力だ

家に戻り、腹筋を150回
腕立て伏せは、まだ痛むので50回
息切れもせずにできるようになった
自分の思い描く体型になったら
小笠原 渚74歳を真似て
大嫌いなマラソンを始めようと思っている
物事は、全否定から始まり
見たこともない世界へ足を踏み入れ
新規の行動をとり、格好から始めてみる
リスクウエルカム、全責務は自分自身
飼い慣らされた、糞コンプライアンスを殴り倒し
糞ジェンダーを殴り倒し、社会の奴隷を辞めようか
新しいやり方、新しい想像力、新しい光の道
見たこともない、美しく光っている
質素で豊かな人生が待っている
ケツの穴にぶっとい三本指立てて
圧倒的な日々と虹をつかみ取ろう
ゴーヤーのピクルス大成功の巻