吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

時間無制限三千円飲み放題の店

日々の自炊
朝ごはんのおかず、鯵に大根おろし
昼ごはん、おにぎりに沢庵
これだけで幸福の62歳児
自分にとっては
何も足さない何も引かない
質素で美しい日々の景色

二日続けて雨が止まず
朝トレに出れず元気も出ない
しかも、この湿度が凄すぎる
畑には、
見たこともないキノコが生えてきたし
ずっと湿っている
千葉の方は、大変だ
ニュースを見ていると同じ同業の方
前回の大雨で店を閉めて再建工事を終え
先週、再出発した矢先
また、自分の店が雨に浸水され
厨房機械器具も、また全て使えなくなったと

見ていて言葉も出ない
同業の身として胃が痛くなる
たまらなよほんと、、
この異常気象、
先進国が経済を優先する限り永遠に続くのだ
災害国日本、君ならどうする?

一昨日は、朝夕方合わせて10キロ歩く
なんだか、えらいことになってきたなと思う
が、動かないと調子も悪い
昨日は、健康検査の日
内臓は、全て異常無し完璧だ
と主治医の先生に言われる
毎日欠かさず酒を呑んでいるからだろう
昨日も、久米仙の3合瓶を一本空けた
二日酔いも一切無い
あとは、内臓以外と狂った脳みそ
雨で動きが取れないので
事務仕事も無いしメニュー作り

幼い頃からの友人のプロデザイナーに任せれば
あっという間に仕上げてくれるけれど
払うギャランティの金がナッシングだから
全部自分で作らなきゃならない
でも、パソコン文字は嫌いだ
すべてに於いて創る人の愛を感じないから
忙しい娘にも頼めないし自分で描くしかない
二日でできあがった
久しぶりのスケッチ
夢中になって飯も喰わず熱中
ロバート・クラムみたいに
人の心の奥底の明暗を描きたいぞと
偉そうに、絵にもならない下手くそが
魂で吠えているのです

スケッチ画はパンクだ
怒りと情熱が湧き出てくる
心臓を掴みとるように
そいつの人生を覗き込みながら
その顔を描く
たまらない瞬間だ
下手くそでいいワクワクすれば
そいつのストーリーが、出来上がっている
オレは、スケッチしている自分を
クソ画と呼んでいる

いつも仕事で悩んでいる清水
清水は、橋本課長代理にいつも呑みに誘われる
酒の誘いだけは、絶対に断らない清水
橋本は、いつも慰め罵りながら清水を励ます
”じつは俺はゲイなんだ”と本気顔で話す橋本
清水は、困り果てて酒を注ぐ
”な、そういうことだから
これからも宜しくなっ”と橋本は嬉しそうだ
橋本の心の奥底は、オレにもわからない

ゲイの生き方は素晴らしい
女の側面と男の側面がわかるから
この二人の酒の呑み方は、
まったくオレのクソ会社員時代と同じ
必ず頭にネクタイを巻いて
後輩四人で週3回呑みに行った
今のクソ会社員のように、
領収書は貰わない全部自腹
だから金を稼がないと呑みに行けない
生き方が、簡単だった
一流大学出の若手の一人は、
一方的にスナックの女性を好きになって
金銭破綻して実家に戻った
残念だが仕方がない
遊びを知らない男は、いい女にモテない

ラミネートも全部やって、宅急便で店に送った
しつこすぎるメニューにしたよと送る
イトウちゃんにメモを添えた

”毎日真っ赤いけに燃え尽きる”

鬱陶しがるだろうなぁ
でもねぇ
怒りの中にも、愛を込めまくったんだよ
クソ画とメニューに
全部の景色を自分で創るんだぞ
何もかも
お客さんが、メニュー写真を撮りまくって
クソSNSに拡散しまくってくれたら嬉しい
千円使う客、三千円使う客、一万円使う客
みんなおなじ
客は店に期待せず、店は客に期待しない

千円を使ってくれるお客さんが来ない日は
その日にいくら稼いでも、
そのお客さんの千円が手に入らない
商いの底辺は、損して得する近江商人
アホな自分は気をつけなさいよ