吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

雨が止んだら酒を呑む

我が家は全員夏休み
何処にも出かけずゆったりとした日々
ワクチンロナばかりのうるさいテレビも
インターネットの気持ちの悪いニュースも見ない
情報は全く入ってこないけど必要はない

今朝テレビのニュースをつけたら
嘘だらけの復興オロナピックが終わっていた
次はパロナピックが始まるそうだ
雨ばかりだなと思っていたら台風だった

家の中は暑いので
六時になるとシャワーを浴びて
寝間着姿で外に出る
常設している蚊帳に入り飯を食いながら酒を呑む
たまに犬の散歩の人が通る
こんばんわと互いにニヤニヤする
誰も通らないので気軽なものだ

昨日は若いお姉ちゃんが遊びに来たので
山の肉屋さんで甲州牛を買ってきて
蚊帳の中で焼肉を楽しんだ
土鍋で炊いた飯で
ビビンバも作ってあげた
皆、美味い美味いとガツガツと喰っていた
オレは雲を眺めながら
自然は美しいなぁと酒ばかり飲んでいた
蚊帳の中はハエが入って来ないので
じつに素晴らしい

女子の話も尽きないので
小屋へ戻り、ひとり呑んでいたら寝ていた

深夜猛烈に小屋を叩きつける雨で目が覚めた
蚊帳の中がびしょびしょだろうなと
思いながら
晴れたらキレイに片付けようとあきらめた
昼前に女子部が街へ行くというので
気をつけて行ってらっしゃい
楽しんでね、さようならと見送る

心のなかでは
数日は帰ってこなくていいよ
と、思っているのが
家族持ちの男の心境であり本音である
男はついつい嘘をついてしまう
ふ〜っと息を吹いて腕を伸ばす
アイスコーヒーを呑みながら
掃除の段取りを考えたりする
ぼ〜っとするのが心に良い

オロナピックで勇気をもらい感動するそうだけれど
オレからすると表現する人
競技の選手なんぞは
スポンサーから金を貰って
好きなことをして稼いでいるだけで
ヒーローでもなんでも無い

本当のヒーローは、炎天下の中
家族の為、地域のために汗を流し
やりたくもないしんどい仕事をしている人
家族の為に日々の少ない糧を得て
働きながらも親の介護をしている人達だ
それが国の土台
永遠のヒーローだろう
明日は晴れると雲が言っている