吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

十代の荒地

昨日の夜の雨が朝には静かになっとった
朝歩に出たら
空には黙々と曇が広がっていて
遠くには大きな青空が
早番お疲れ〜と雲に言うておった

今は、柿の収穫で農家さんは忙しそうだ
酒飲みは柿を食えと言う
カキフライは好きだけどあまり柿はなぁ、、
昨日は食卓に柿の白和えが出ていた
品のある色だなと見ながら喰った
女性は柿の白和えが好きみたいだ

昨日、仕事の用事で府中へ行った
久しぶりの府中は別の場所へ来たみたいだった
昔の懐かしい通りは無くなっていて
ガックリだったし、人の多さに疲れてしまった
昔からある餃子屋さんは、ビルの一角に移転されて
なんだかパチンコ景品所みたいな感じに
なっちゃって寂しい心持ちになってしまい
持ち帰るのを辞めた
なんだかなぁ、、
とぼとぼと歩きながらカレー屋さんで昼飯
自販機でカツカレーの食券を買い
番号を呼ばれてレジに取りに行く
水の場所が分からなくてキョロキョロ
2回目のなんだかなぁ、、
美味くも不味くもなくて言葉も無い

家族といつも遊びに来る娘の友達に
シュークリームを買った
地下三階の駐車場の停めた車をキョロキョロ探して
高速で帰る
帰路の車中で
The Whoのteenage wastelandという
歌詞を思い出して家に帰り聞いた
teenage wasteland
“十代の荒地”だ
自分の十代の頃を思い出した
日々怒る事がルール
自分のチョロチョロ青春を思い出しながら
なんだか、グッと来てしまった
どいつもこいつも
日本人ガツンと行けよ
そんな気分の一日だった
The Who – Baba O’Riley
どんだけこの曲に励まされたかな
四畳半の部屋の中を走り回って
最高だと拳を突き上げていた
暑かったし熱かった