吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

あなたの泥沼の魂の果ては、何処へ向かうだろう

今週も仕事を頑張ってしまった
おっさんはクタクタだ
客にバレバレでもクタクタだ
仕事は頑張るものだと
あたりまえのようにイトウに言われても
オレは、一切頑張りたくはない

あ〜しんどいなぁ〜とブツブツと言ってやるし
あ〜オレだけマッサージとかサウナとかに行って
世界一素朴な料理を食べて
世界一優しい美女に囲まれて
涼しく団扇をかけてくれたりして
いびきをかきながら昼寝できて
起きたら洗濯物が
キチンとたたんでくれていて
世界でオレだけええ感じで毎日過ごしたいなぁ
とか、わがまま放題言い放題
グダグダと悪口中心に話をするように
日々、心がけている

そんなことばかり考えているので
神様に日々殴られて
頑張る方向に仕向けられている
そう!仕向けられているっ

腹立つから2回言うたった

まぁ腹立つけれども
仕向けられているのだ人生は
と考えていると
また腹立ってくるので
考えないほうが良い

昨日は、家族の女子部が3人で店に来た
居酒屋飲食店経営で暮らしているが
仕事は家に持ち込まない
何も相談はしない
自分のことは自分で決める
敗北の日々とて相談はしない
オレはオレ
君は君の道を往く
慣れほど怖いものは無い事は
アホなオレでも知っている

人にも家族にも
さりげなく気を使いながら
我が為に品良く生きる事が
家族のルールなので
家族はめったに店には来ないし
友人と呑みにも来ない
厳しくしている姿は皆無

客や従業員に色々と気を使うので
落ち着く店だけに
落ち着かないのだろう
逆の立場を考えると
そりゃそうだろうなと思う

昨日は、アキシマーノに皆で泊まり
夏休み最後のモリタウン地獄を
楽しみに来たらしい
ウロウロと家族サービスは嫌いなので
昼飯だけ都会で喰って帰ろうと
皆で決めてオレは酒を呑んで寝た
迷うはずがない駅までの真っ直ぐの道を教えて
彼らはモリタウン地獄へ向かう
ベランダから眺めていると
女子部3人は早速線路脇を真逆に歩いて行った

呆れ果てて信じられんので
慌てて携帯へ電話しても
楽しそうに歩くだけで
3人共に、一切電話には出ない
ず〜っと真逆に歩いていた
しばらくして電話があり気づいたようで
手を振っていた

後で聞くと、スマホの地図を片手に
チェックしながら歩いていたけれども
真逆に行っていたと言う

食事をしながら静かに教えた

なんでもかんでも合理性と機敏さを
簡単に機械任せにするのは
一番良くないことだよと、、

まずは、自分の直感を優先しなさい
その瞬間に気づいたり
間違ったり、気づいたりして
全てを脳と皮膚で感じなさい
それを瞬間的にスマホじゃなくて
言葉で人に伝えなさい
そこを経験していないと
くだらない日本人グループの
一員になるだけだ
山ほどいるだろ?
それが、今の日本だよ
と、伝える
女子部は、じっと聞いていた

小さい頃から、自分の直感を信じないと
自分を信じられなくなる
親のしつけは
大切な自分を信じなさい
自立は
そこから始まると思っている

田舎へ戻り
女子部は、疲れて昼寝していた
オレはアキシマーノの部屋の机の棚作り
自家製のスピーカーの位置を耳の位置に
したかったので気になっていた
1mmの寸法違いに気をつけながら
すぐに出来上がった
明日は、畑仕事と草刈りで店はイトウに任せ
雨が降ったので今日は刈らずに
草刈正雄は、明日の予定

今日もダニエル・ラノワを聞いている
女子部に話したことが
ダニエル・ラノワの演奏に直結している
氏は若手のいろんな演奏家と演奏する
拒否は絶対にしない、見て覚えろ
との姿の様だ

今の日本人は
ゆとり世代を知ればわかる
指示されるのを待つ人
自分のプライベートを優先する人
失敗を避ける人
リスクを避ける人
いくらでも出てくる
色々だ

ダニエル・ラノワの
若手の受け入れ方の演奏は、素晴らしい
熱さに愛がある
段々とドラムの若手の表情が変わっていく
途中
ダニエル・ラノワが若手に
おまえの魂のグルーヴを
もっと出せ!と身振りで合図する
もっと来い!出て来い!自分で掴め!
受け身になるな!怖がるな!恐れるな!
と物凄い魂を感じる

音楽に詳しくない人にもわかるだろう
人と繋がり、人と感じ合い、必死で話し合う
互いに理解し、尊重する
互いに本気でないと
いい景色は、築きあげられない

家族とて同じ
音が歪むように
互いをぶつけ合うこともあるだろうし
許し合うこともあるだろう
愛の本質は簡単には生まれない

美しく優しい愛は無償と言う
さぁ、頑張ろう