吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

Lonely Time

美人ママと美人ミニママの隠れた居酒屋へ行く
女性の作る料理は美味しい
カウンターにはおっさんが六人
美人ママに質問を投げかけていた

結婚記念日のこと
愛のある結婚生活

何歳まで、恋愛感情は湧き起こるのだろうとか、、
聞いていて溜息、、
時代の男を見ていると
ほんとに情けなくなる

若い世代も情けないが、、
この世を遠目で侘しく見ていると、、
現代の七十代までの男
昔に比べると
何から何まで落ちてしまった

ニヤニヤ顔で、
嬉しそうに孫を可愛がる姿なんぞ
私個人から見ていると、馬鹿そのもので
男子たるもの、物悲しくなってくるのだ

大正生まれの私の爺ちゃんには
墓場まで語らずの、人を殺めた様な表情と
静かな狂気さと
いつでも覚悟で死ねる様と
溢れる男の優しさが、目の奥に輝いていた

小さいながらも
爺ちゃんは、あまり語らないけれど
かっこいいなぁと思っていた

昔の話を聞くのが、楽しみだった

美人ママが六人衆に語った
愛?女が愛を信じていると思っているの?
男衆は、ドキッと背筋を伸ばす
男は、生活力よ!
それ以外は、どうでもいいのよ
まともな女は
顔や愛なんてどうでもいいのよ
生活力とお金よ
くだらない男は、好きだなんだと
ほざいてりゃいいのよ
結婚記念日なんてどうでもいいじゃない?
くだらない男には
くだらない女性がセットで付いてくるのよ

六人の腰を抜かしそうな男の景色
君らは
腰に拳銃は持っていないだろう
全てを捨てて
もっと孤独になれ