家に帰る途中、いつもの元八王子の食堂へ寄り美味しい朝ごはんを食べる。
ここのおばちゃんの焼く卵焼きは最高。
焼けたらおばちゃんが運んでくれるけど、いつもできるのを見計らって
自分でささっと取りに行く、広い店なので、厨房からホールまで大変だ。
すいませんねぇ〜とおばちゃんが喜んでくれる。
どんな職種でも、客は金を払うのだからあたりまえだ。
と言う考え方が嫌いだ。
そこで働く人を気遣うくらいできるだろ?と、思う。
喜んでくれるならいいじゃないかと思う。
家の者にもいつも言う。
こんな暑い夏に、配達してくれる人が来るから、
バイクや車が、家の前についたら、チャイムを鳴らす前に
はんこを持って直ぐに外に出ていきなさい。
と言っている。
悶絶の暑さの中で、誰しも働きたくはない。
小さな気遣い心遣いは大切だ。
旅から家に変えると、荷物を置いていつもまずは車を洗う。
今日は暑くて、すぐにシャワーを浴びたかったけど、
まずは車を洗う。
オレにとっては車は、昔なら荷物を運んでくれる馬と同じだ。
旅から帰ると自分のことは後でいい。
まずは馬の手入れを必ずする。
洗剤は使わない。
スポンジで擦り水で洗い流し拭くだけ。
掃除機で車内を掃除して運転席を水拭きする。
馬が喜んでいる気がする。
次に乗る時に気持ちがいい。
これをやらないと、罰が当たる気がする。
しかし、東京都内は凄まじい暑さだった。
ビルディングはドアを閉めず、
中は冷房が効き、凄まじい冷気があふれてくる。
大丈夫か?と思う。
続々と高層マンションがそびえ立ち
埋め立て埋め立てで、その上にものすごい数の人が住んでいる。
オレは高所恐怖症だから、絶対住めないけど、
一体この国はどうなっちゃってるんだろうと思う。
何でもかんでもやりすぎだ。
近い将来、日本は必ず地震が起こる。
なんだかなぁ、
オレは荷風が生きていた頃の、
大型スーパーなんか皆無の、
便利ではない時代に生まれたかったな。
こんな狂ったような夏ではなかった筈だよね。
もう、首都圏はオリンピックも何もやらなくていいよ。
なんでもかんでもやりすぎだよ。