吐きだめ日記 Part2

海風店主 深堀貴司

お届け物

昨日中学二年の娘から電話があった
電話に出たがすぐに切れた
二度切れて非通知だったので心配していたら
三回目に通じた
どうやら学校の公衆電話から電話したようで
剣道の部活道具を家に忘れたので
学校へ持ってきてほしいという

後で聞いたが
忘れ物を家に取りに帰ると校則違反だと言う
電話くらい職員室でできるだろう?と言うと
そういうのもいけないらしく
念の為に常に小銭を持参していると言う

おまえは人に借りを作りたくない
しっかり者のOLか?
ということなのだけれど
まぁ、学校側もそんなに
ピリピリ生徒に言うていることも
ないだろうとは思うけれども
昨今の子供は大変だなぁと感心した

初めて、娘の中学校へ行ったが
自分の中学時代の校舎とは違って
それはそれは広かった
学校は広々としていて
景色もいいしグラウンドも広い

こりゃいいやとびっくらこいた
校舎を一周してみようかな〜と思っていたら
うわっ!もういるじゃないかっ!
娘が門のところでオレを待ち伏せしていたのだ

荷物を渡すと、ありがとうと笑った顔の裏には
おいっ中でウロウロするなよ
用が済んだらすぐに帰れよ!
のキツイ眼をしていた

まぁ、自分と違い責任感の強い
文句のつけようがない人なので
すんません、失礼しますと
ささっと帰った

自分の若手の頃は、中学も高校も
一切楽しいことは何もなかったし
別にいいやと
無理してまで友達を作る気も無かったし
試験のためだけの授業はくだらないし
これは人生の中でも時間の無駄だなぁと
毎日毎日思っていたものだ
このどうすれば良いのかわからない悔しさだけは
大人になっても自分で忘れないでおこうと
いつも感じていた
新聞配達とパンクバンドと
毎日のバイトがなかったら
完全に引きこもり後に
学校も辞めていただろうと思う
あの頃は、大人と働くほうが楽しかったのだろう

娘の剣道部は女子だけで
部員が少なすぎて、存続がやばいらしく大変らしい
しかし、嬉しいことに
男子二名女子二名が入部したと
喜んでいた

女ばっかりの場所に男が入るかね?
と、言うと
二名の男子はバリバリの経験者だからだよと言う
剣道が好きなのだろう

そりゃ、女子全員竹刀で男子に追いかけまくられて
殴られまくることになるな!と言うと

そんなことはしないけど
先輩も全員試合したら簡単に負けるだろうね
と、笑っていた
まぁ、しかし部の存続が続けられて
一件落着である

はい
次の案件の方どうぞお入りください
なければ、魚屋へ仕入れに行きますからね
と、言う感じである